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399.良いものが書けたと思える日なんてない


そういえば4月が終わった。なるほど5月が始まったということは4月が終わったということなのか。終わると始まることはセット。というか、ひとつというほうがしっくりくる。

それでいくと、今日で「300.」台のナンバリングは終わり、明日から「400.」台が始まる節目でもある。300記事目から400記事目は、相変わらず「書きたいか書きたくないかで言われたら、書きたくはねえな?今すぐ寝たいよな?」という日はありつつも、ほぼなんの葛藤もなくこれまで体験してきた「1から100へ」「101から200へ」.....みたいな100日単位の流れの中ではいちばんあっという間だった。あれ、もう399?みたいな。

歳を取れば取るほど時間が早く過ぎる.....的なアレなのか?

とはいえ、400記事近く書いてると、とっくにネタは尽きている。ネタをストックしていて書けていた時期は終わり、お風呂上がりのnoteタイムにPCの前に座って「さて」と両手をキーボードの上にのせて、もうそこからはどうにでもなれって感じのモードで進めるしかない。どうにかなるだろ、と。

良いものが書けたとか、だれか他のひとが読むに値するものができたとか、そんなこと思える日なんてめったにない。というか、ほとんどない。というところも「ハイハイ、込みなんですよね」と思っている。

と思っていたら、今日なんとなくみていたK-POPアイドル・ボーイズグループの”セブンティーン”のデビューを賭けたサバイバルドキュメンタリー番組の中で、まだデビュー前のメンバーたちがそんなことをプロデューサーから言われていたのだった。



ちょっと脱線するけど、韓国アイドル界隈への興味が尽きないので、めぼしいグループのデビューストーリーやコンセプトや事務所事情、練習生時代の想像を絶する過酷さなどを知りたいがために、こういうミッション・サバイバル系のドキュメンタリーをいっぱい観ているのです、わたし。

で、彼ら13人はこの番組の2015年当時はまだ練習生からは昇格し”セブンティーン”というグループとしてのポジションは与えられたものの、まだ正式にデビューには至っていないという状態で、事務所の社長やプロデューサーに言われるがままにさまざまなミッション(主に公演)をこなしていくんだけど、ステージが終わるたびに「まだ足りない」「まだまだ足りない」「ぜんぜん足りない」と、とにかく実力も迫力も表現力もカリスマも個性も歌唱力もダンス力もパフォーマンス力も表情管理力も、もー!ありとあらゆるものが!足りとらん!!

としか言われないという、ドSなドラマなのですが(笑)。まあ、そのプロデューサーたちからのフィードバックはやっぱり「占いですか?」ってくらい的確で的を射ているので、そこが見どころといえば見どころなんだけどね。

そのワンシーンで、ステージをこなしてやっぱりいろいろと注意を受ける中で、先輩アイドルが彼らに

「これからあなたたちは、テレビに出たり、MVを撮ったり、コンサートをしたり、たくさんのステージに上がっていくと思う。けれど、ステージに上がれば上がるほど、本当に良いパフォーマンスができた、最高のステージだったなんて、思うことのほうが少ないんだよ」

って言ってるのを聞いて、もちろん業界も規模もクオリティーも違う世界の話だけれど「なんかわかるなあ」と思った。

「まだ足りない」「まだまだ足りない」「ぜんぜん足りない」と、とにかくもう、ありとあらゆるものが!足りとらん!!という状態って終わらない。終わらないのに、なんか終わるような気がしてしまう。

ちゃんと足りたら、実力と魅力と人気と実績と経験とお金と人脈と.....あとなんだろうな、よくわからないけれどいつか「足りない自分」じゃなくって「ちゃんと足りている自分」になったらきっと毎日自分に対して「良いものができた」とか「最高のものが書けた」とか「すごい表現ができた」とか、思えるはず。
と、錯覚してしまう。

そういうものではきっとないのだろう。


韓国のアイドル練習生事情って確かにどう考えてもヤバそうだし(18時間練習した後に、自分たちで作詞作曲振付などさせられて、宿舎で13人で生活していて食事はデリバリーで、疲労のあまり玄関でくつも脱がずに眠ってしまう人が多発しているのに、高校にも通っているっていう、ブラック企業とっくに通り越してるもん。寝てないし。番組の企画で海に行ったら、「15歳で練習生になって以来5年ぶりの海です....」とか男の子たちがはらはら泣いてるもん)、世界の目が韓国エンターテインメントに注がれているからこれから状況も変わっていくんだと思うけど、そういうダークな部分をさっ引いても、どこか懐かしい、昭和の日本っぽい「古き良き時代の輝き」「今となっては失われてしまったとても純粋なもの」が、チラチラと見え隠れしているのがいいな、と思ってしまう。

すごく過疎地帯の、地域のみんなが全員家族みたいな絆で結ばれているような村にある小さな学校。その学校にいる、とても純粋で仲間思いの少年たちが、手に手を取って夢を追いかけていて、それに地域の大人たちも本気でぶつかって彼らを育てている、みたいな、そういう風景が見える感じなんだよね。

ゴールデンウィークに、そんな古き良き昭和な風景がみたいなと思ったらぜひご覧あれ。わたしはうたちゃん(中2娘)の影響でBTSにハマったのに、彼女はすっかりSEVENTEENに乗り換えているので彼らを知った次第です。
セブチっていうらしいよ!メンバー13人もいるのに、ドキュメンタリー仕立てのストーリ見てたら完全に13人の顔と名前が一致したよ(推しはジョンハンとウォヌ)!



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