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ダイヤモンドのきらめきを探し、集め、あなたの内側にためなければならない


1月、2月の吹き溜まりっぷりがうそのような、3月の楽しさよ。体調も絶好調。
魂ののぞみを知って肚がが決まれば、ふつふつとエネルギーが湧いてくるのだな。

数年ぶりに、セドナメソッド創始者であるレスター・レヴェンソンの『レスターの物語』を読み返していた。

(近々、読書会やるので!課題図書として読んでおいてくださいw)


余命いくばくもなかったレスター博士が、「人はなぜ生まれ、生きるのか」「人間にとって幸福とはなにか」「人生はなんのためにあるのか」を、誰にも教わらずにひたすら内面へと探求を続けてゆき、その過程でどんどん真理に迫っていくうちに、いつのまにか健康が回復し、あまつさえエネルギーがこんこんと湧いてきて仕方がないので、夜中中ニューヨークの街を歩き回るしかなかった、というところ。

前だったら「はあ、そんなことも書いていたね」と読み飛ばしていた部分だったけど、これこそが根源的な人間の健康の仕組みだろうと思った。
(だからといって風邪ひかないとか花粉症にならない、とかそういう話ではないですからね。それはそれで、システムが正常に機能しているからこその症状なのです)

そんなわけで、リビングのテーブルいっぱいに本を高々と積み上げて、まるで大学教授の書斎ばりに本に埋もれて、活字に埋もれて、日がな一日探求にいそしんでいる日々なのである。

こないだ和葉さんに会ったとき、「みおさん、なぜ『奇跡のコース』なの? それって原典を読んでいるってこと?」と聞かれて、そのときは「えーなんでだろ。でもテキストは読んでるよ!」くらいの答えだったのだけれど、今の自分の行動を見てみるに、おそらく

Origin(根源)に触れる

ということをしているのだと思った。
言い方を変えると、

「やっと、自分の内的な理解度と外的な人生の経験値が、Origin(根源)に触れるところまで辿り着いた」

ということだろう。

たとえばわたしは若い頃にグルジェフの知識を学んだけれども、その当時はどうしてもグルジェフ本人の著書が読めなかったし、理解できなかった。とても大切なことが書いてあることはわかる。わたしの魂がふるえているのも感じる。けれども難解すぎる、と感じていた。

だから、グルジェフという一次ではなく、それを解釈している松村先生やウスペンスキー(グルジェフの生徒)などの二次情報、三次情報を介しながら、そこに触れていた。

ユングやシュタイナー、奇跡のコースに関しても同様で、ユングやシュタイナーの原典は自分の中に入りづらく、ユングだったら河合隼雄先生だったり、シュタイナーは松村先生、ACIMについてもコオさんを介して学びながら、理解を深めていっていた。

二次としてハブになってくれた先生たちはみんな、上位にある一次に触れられるものを内的にも外的にも備えていたから、それらをひとに教えることができたんだろうと思う。「自分が受け取ったものをほんとうに理解し、ほんとうに自分のものにするには、人はそれを他者に伝えなければならない。」とグルジェフがいっているように、教えることを通じて、より自分の血肉にしていったんだと思う。

だから今、目の前に「かつては手が届かなかったそれらの原典」というものがずらりと並び、それをおそるおそる読み返してみたときに、「わかる……わかるぞ……読めるじゃないか……!」と、なぜかヘビ語がわかってしまうハリー・ポッターのような自然さで、「だって、わかるんだもの。」と思いながら、おもしろく読んでいるのである。


ミーティングの記録(五)
一九四三年四月二九日(木曜日)

ランクタン――あなたは私に本を読むように、知識を集めるように言いました。ですが、何から始めたらよいでしょう。まず自分が取り組むべき特定の分野はありますか。

グルジェフ――大事なのは物事の核心に関する理解を集めることだ。形ではなく精髄を集めることだ。言葉や細部は忘れてよい。それはつまらないものだ。

言葉の背後にある実質を保ちなさい。あなたが蓄積するべきなのはそうした実質なのだ。それは内側で少しずつ結晶化し、やがてあなたの内側に、ほんとうにあなた自身のものである個人的な理解を生み出す。

たとえばあなたが書いたものだ。あなたが書いた何の役にもたたない言葉の数々、客観的に見るならば何の価値もないような言葉の数々のなかにも、わずかながら、ダイアモンドのきらめきのようなものがあるだろう。あなたはそうしたものを捜し、集め、あなたの内側にためなければならない。

George Ivanovich Gurdjieff.
Gurdjieff: Record of Meetings (Japanese Edition) (p.23). Kindle 版.



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