0541.数や器やポジションって、単に役割なだけ

数の世界に生きるとたいていがっかりする。どんどん歳は取っていく。がんばって書いた記事でもスキはつかない。売上だってときに増えるがときには減る。
数ってなんだかなぁ、と思う。定量の世界じゃなくて定性の世界で生きていたいぜ、と思う。

けれど、ありとあらゆる「数」を背負って美しく生きている大好きな韓国の男の子たちの姿をいつも見ているので、やっぱり心折れるのはちがうよなと自分に言い聞かせたりしている。

セールスの枚数。莫大な売上高。MVの視聴数。オンラインコンサートの視聴者数。そしてファンカム（個々のメンバーごとにカメラで写している映像）の視聴数や個別の写真集のセールスで、メンバー間の数字的な序列だって知っているだろう。

BTSは桁違いに売れているから（HYBEの売上の7割から9割が彼らの収益からもたらされている）、同じ事務所のSEVENTEENはそれを嫌というほどわかっていると思う。それでも、彼らは「自分たちとBTS先輩」を、比較したり、しているのだろうか？
そのことで苦しむだろうか？と考えたりする。

知名度や売上が10倍、100倍と差がついていたとして、彼らの楽曲やパフォーマンスに10倍、100倍の優劣があるわけではないのだ。
数や器やポジションって、単に役割なのだ、きっと。それを引き受ける役割。それぞれの場所に、それぞれの意味がある。

激しい定量評価の世界で、そんな過酷さもつらさもみじんも見せることなくサバイブしている彼らを好きでいたいから、数の世界でもちゃんと生きていようっと。

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エンタメ・ファスティング初日。
LINE、メルマガ経由でたくさん「わっちもやりまーす」という参加表明が届いているので、今回もひとりじゃないという気持ちでやっている。

初日からもう「あ、そうだ、スマホいじらないんだった」と思ってパッとスマホを手放して、Audibleで『ロード・オブ・ザ・リング』の原書版をリスニングしていた。いきなり動き方が変わっておもしろい。語学に走ると思ってたぜ。

エンタメ・ファスティングをしていなかったら絶対にやらなかったことだ。
スペース（時間であれ空間であれ）をつくるということは偉大なこと。

SNSもほぼ見ないし（noteをFacebookでシェアするときはちょっと目には入るけど）、YouTubeも観ない。『NCIS』もおやすみだし、『IN THE SOOP』というバラエティ番組真っ最中のセブンティーンも、また10月から同様のバラエティ番組がスタートするBTSも観ない。音楽は聴くけど。

でも、自分がどうなるのかやっぱり楽しみなのだ。わたしは自分に対して「ぶれない軸がある」だとか「胆力がある」だとか、そういう意味での強さみたいなものはちっとも感じないけれど、”自分に取り組む機会を与えてあげて、そこで現れる新しい自分をおもしろがる”という、自分への尽きせぬ興味関心があるというところだけは、ちょっといいとこだよなと思っている。

家族でも恋人でも友人でも、「こいつのことはもう全部わかった。知りつくしてしまってなんの興味もない」というのが、きっといちばん失礼だし、愛のない態度だ。ひとって変わる。きのうの彼と今日の彼は別人だ。わたしだってそうだ。

変わり続けているけれど、「わたし」という意識を保っているという不思議な存在同士が縁のもとで出会ったり別れたりしている。

わたしはいつでもわたしの中に、「まだ知らない新しいわたし」がいることを知っている。だからこそ、目の前の相手の中にも、「まだ知らない新しいあなた」がいるって信じられるってことだ。

最近、出会うひとみんな好きだし、大事じゃんって気がしてきた。

だってさ、わたしがまずそんなに悪いやつじゃないじゃん？笑
そんなわたしが出会って、縁があるひとたちの時点で、もうそのひとたちってけっこういいひとたちだし、おもしろいじゃんすか。
「一緒にいるとどうも嫌な感じなんだよね。なんか希望を失う感じ？」みたいに感じるようなひとはさすがにいやですけど。そのくらいのよっぽど有害なひとじゃなかったらぜんぜんオーケーだよね（笑）。

前回、1月にやったエンタメファスのときは「ひたすら自分の内面世界に深く入り込みたい」って感じだったけど、今回はちょっとニュアンスが異なっている。

いろんなひとの、いろんな話が聴きたい気持ち。
広がっていくエネルギー。みたいなものを、すごく感じている。

30日後がやっぱり楽しみ。

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1週間毎日投稿がとても楽しみだった書き手さんの記事の中に、なんか畏れ多いポジ（なんぞそれw）で登場させていただいてめっちゃ恐縮した。
ていうか、泣いてもーたがな。ファン冥利に尽きる。

あのスタイルでの毎日投稿ははっきり言って偉業の域だと思いました。相性のくだり、ぶんぶんうなづきましたもん（笑）。
しあわせな1週間だったなあ！おつかれさまでした。