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【読書】UXデザイン本を読んでみた #4
前回、使いやすさ「ユーザビリティ評価」は目的まで「どれくらい手数がかかるか」を初心者と専門家で観点を洗うことを見ました。
読んでいる本↓
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得られた評価を、実際に落とし込めるようにプロトタイピングを試作し改善案を見ていきます。
プロトタイプと単語を直すと聞き覚えがある方も多いと思いますが、模造品を仮りで作ることです。
評価してもらった内容を当てずっぽうで作成し、公開後失敗がわかるという流れがよくイメージされます。
これを可能な限り解消できるのがプロトタイピングです。
「オズの魔法使い」と表されているほど定着がある手法で、模造品を実際に伝いながら動作を確認する方法です。
模造品の作り方は操作性が分かればいいので、PowerPointやExcelといったワイヤーフレームで補うことが多いようです。
(ある程度仕様が固まっている場合、またページ数が多い場合は、HTMLに起こして刷新環境に近いように作ることは私の会社でもあります。)
オズの魔法使いは、この模造品をペーパープロトタイプとして紙に起こして指でつたいながら確認を行う事です。
抽象度が高く、スキルや知識がなくても手早く作成・修正がおこなえるため、評価と改善に適しています。
このペーパープロトタイプに則り、目的までのコンバージョンまでの導線をブラッシュアップしていきます。
コンバージョン:登録ボタンがクリックされること
ブラッシュアップ:検討した内容を意見・提案から再検討すること
ペーパープロトタイプの作り方は以下の流れです。
コンバージョン導線上のプロトタイプを作る
プロトタイプをユーザーが操作する順に並べる
ペルソナを元にユーザーの属性やシナリオをおさらいする
プロトタイプを試用しサービス利用を進める
目的は絶対に脱線しないように、ペルソナを用いて確認していきます。
方針に対して歪みを発見した場合、「ここ違うじゃね?」という違いも捉えやすくなります。
実施において、余計な詮索による時間消費もよくあるため気をつけていきます。
作りこみ過ぎて稼働が大幅に遅れる
指摘改善の回数による改善速度の低下
議論に没頭しすぎで、不必要な話題の多発
だいたいの指摘改善は2回までが妥当性としてあります。
本来の論点に集中しやすくなることもあり、グッと観点の洗い出しがしやすいですね。
プロトタイピングの手法にペーパープロトタイプ(オズの魔法使い)を紹介しています。
「私の場合」で触れたHTMLに起こすという表現技法のように、Adobe製品(XDやIllustrator)とか本書で紹介の「inVISION」といったツールによる実施もありなので、改善しやすい模造品で観点をブラッシュアップしていきます。
今日はここまでです。
ありがとうございました。
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