みにょんエッセイ

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同性カップル(L)の日常エッセイ🏳️‍🌈 youtube(vlog)↓ https://youtube.com/@minyon3333?si=a2bI-fDpyycoz4FG

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はじめに

日本人にもフランス人にも色んな人がいるように、 レズにも色んな人がいる。 私たちの一例も 世間が想像するレズと重なる部分もあれば、重ならない部分もある。 あくまで一例でしかなく、他のレズは知らないけど、 自分たちの等身大の生活を提示することで、 レズじゃない皆様、ひいてはレズの皆様にも「へーこういうレズもいるのね」と 感じてもらえたら幸いである。 また、単に、別に「レズ」関係なく、 「うわーそれあるある!」「わかるわー、言っちゃうよねそれ」 とか「一人間」「一カップル」

    • あとは人工授精をするだけ!…だったのに【妊活3】

      「緊張するね。」 「うん、緊張する。」 先日予約した、日本語対応可の産婦人科医に向かうパリのメトロで、 のあは、おでかけの時とは異なる、神妙な表情をしている。 きっと緊張しているのだろうが、彼女が私に声をかけたところからすると、私はもっとひどい、緊張を絵に描いたような顔をしているのだろう。 かけられる言葉には、どこか私を気遣うような語調が感じられる。 「まだ、今日の予約してる産婦人科医で人工授精ができるって決まった訳じゃないからなぁ。今日の問診次第なんだよね。」 余裕のな

      • 産婦人科医の初診を予約【妊活2】

        【あらすじ3行】 ・同性カップルの場合、フランス在住中に妊活した方が良さそう。 ・7月予定の帰国までにフランスで人工授精しとくか。 ・で、何から始める?何したらいいの? さて、決断をしたからには、妊活を始めよう。でもどうやって?何をすべきなの? フランスで妊活をする!という決断をしたのはちょうど2月中旬。 この時点で帰国は5ヶ月後。 次の週にシチリア旅行を控えていたところだった。 ちなみに、どちらが子どもを産むか、という点についてはあまり我が家の場合議論にはならなかった

        • フランスで同性カップルが妊活はじめます【妊活1】

          「こども、ほしいね」 東京にいたときも、仕事で日中家にいない時間が長かった。 フランスに来てからも、1年目はまだフランスの学習方法になれていないこともあり、しょっしゅう図書館にこもって勉強をしていた。 外出から帰ってきた私に対して、彼女はよくこう言った。 「こども、じゃあつくろっか」 子どもを持つことについて、話したのはこれが初めてではない。 東京にいたときから、 「子どもほしい?」 「ほしい!」 という会話を何度となくしてきた。 「どんな子が生まれてくるかな」

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          小さな器にたっぷりのレモンカルボナーラ

          「え、なんで、あるじゃん」 NIKEのair forceがほしいとのあが言う。すぐに家にある他の靴が脳裏に浮かんだ。 「家にある靴たち、あれ、使わないの?来週のイタリア旅行用なら新品じゃない方が靴擦れもしないんじゃない?」 「でもair forceが良い。みども買ったじゃん。」 そう、そこなのだ。私もair forceを買ったし、おそろいにしたいね、とも話していた。本当に心の底から思っている。 でも、それは私の1年に1回の「誕生日プレゼント」という権利を使って買ったものな

          小さな器にたっぷりのレモンカルボナーラ