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転職活動番外編:趣味が高じて挑戦した国家資格。

*趣味は資格取得*

私は、資格取得が趣味である。

2018年に社会復帰するまでの専業主婦の間に、趣味でいくつかの資格を取得した。アロマとか、簡単なマッサージのようなトリートメントとか、とかとか。2〜3年に1つくらいは何かしら勉強して、資格を取っていた。

なんとなく自分の好きなものをお金を払って学んでいたわけだが、どれもこれも、残念ながら履歴書を書くには、あまり相応しいものではなかった事を後に知る。

*履歴書に相応しい資格とは?*


それまで取ってきた趣味の延長の資格は、履歴書に書いても「なぜそれを学ぼうと思ったのか?」くらいで、話のネタとしてもそれ以上は広がらなかった。こちとら、もっと聞いてくれたら何でも答えるよ!というスタンスなのに。

何故って?
面接は、男性がすることが多いから。

冷静に考えれば分かる。男性会社員にはあまり必要が無いと思われるようなアイテム(=資格)を、私はお金と時間をかけて、頑張っていくつも手に入れていた訳だ。履歴書にそれを書き、面接に臨むまでは気づかなかった。おお、なんてこった!

面接で有効なアイテムになるであろう国家資格が欲しくなったのは、給与アップを目的として転職した会社に、資格取得のサポート制度があったから。趣味の資格取得に必要な費用を払ってくれるなんて、素晴らし過ぎるではないか。

その時点ではあまり意識してはいなかったが、後に転職しようと思った際にも有効かもしれないと、会社が勧めている「第一種衛生管理者」という国家資格に興味を持った。資格によってサポート支給に差があり、会社が求める資格のサポートは手厚かったのだ。

将来、管理職になるであろう周りの男性社員達が、こぞって衛生管理者の資格取得を上司に提案されており、それなら私も取ってみたいと思った。取ったところで、将来、何の出世も約束もされていないし、ただの自己満足で終わるかもしれない。

しかし、まず最初に書いたように、私にとって資格取得は「趣味の1つ」なのである。勉強して成果が上がること、合格することが面白くてしょうがない。

*衰えた記憶力よ、戻れ*


もうすぐ50歳。脳みそも記憶力も、年齢と共に驚くほど衰えて来たが、まだまだ難しい問題を見ると燃えてしまう。萌えてしまう、と言おうか。

「ほらね、もう全然覚えられない」
「頑張って覚えても、こんなにすぐ忘れてしまう」

そんな自分が面白くもあり、そこを努力で何とかした時の達成感と言ったらね、自分がドMなのかと思えてくるほど気持ちいいのだ。

衛生管理者は、第二種という範囲が少し狭い方から受験して、後に第一種にステップアップしても良かったわけだが、せっかちな私はそうは行かない。最初から第一種を受けたいと思った。最短で合格まで行きたいと。

しかし、そうは問屋が卸さない。ああ、卸さない。

5択のマークシート方式なのに、そうそう簡単ではない引っかけ問題が多い。普段は全く使わない化学物質や有機溶剤のこと、それを防ぐ防具や、それに関する病気など、当時携わっていた仕事には全く関係のない事をたくさん覚える必要があった。

更に流行りの感染症により、会社指示で試験会場に行けず日程延期とか、会場が密になるからと受験人数制限が出てなかなか申し込めないとか、そんなこんなで、最初に勉強し始めてから、約2年がかりの資格取得となった。

合格率40%。国家資格にしては比較的取りやすいと言われているにもかかわらず、私は一度、不合格も経験した。独学での勉強に限界を感じ、試験用の講習を受けに行って、その後みっちり3ヶ月勉強して合格。ちなみに私が受験した日の合格率は30%だった。

逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだとはつぶやかなかったが(笑)、本当に逃げなくて良かった。なぜなら、その後の転職に本当に役立ったから。

味を占めて、また別の資格にも興味が湧いている。合言葉は、どうせ取るなら国家資格。

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