ビール日記「WITH BEER」
サッポロビール「WITH BEER」をいただきました。
2024年6月25日に発売されたばかり。ほやほやの感想です。
まずは、その味わいからお伝えしましょう。
「WITH BEER」を飲んで
「WITH BEER」は、最初から最後までオレンジピールの風味が鼻にぬける爽やかな飲み口です。
小麦麦芽を一部使用し、上面発酵酵母で発酵させたWHITE ALEスタイルです。
上面発酵酵母のエールビールは、豊かな味わいと香りを特徴としており、じっくりと味わうのに向いています(注1)。
WITH BEERは、アルコール度4.5%・炭酸は弱めで、存在を主張しすぎません。
濃いめの料理だけでなく、お魚や野菜を使った料理など、さまざまな味に寄り添ってくれるでしょう。
後味が爽やかで苦みが強くないので、スーッと飲めて軽やかな印象です。
オレンジピールとコリアンダーを隠し味に使用しているそうで、フルーティーさだけではなく、全体のバランスが整っています。
コリアンダーは、料理のスパイスとして耳にしますが、実際使用したことはありませんでした。
優しい香りを引き立てる、甘いマイルドなスパイスとのこと。
クセのない味わいで、ビールに親しみのない人でも楽しめそうです。
ラベルデザインは、千草色というべきか、緑よりも淡い色合いで、温かい印象を与えてくれます。
その癒される色合いに、おもわず手を伸ばしてしまうはず。
ビールの香りを楽しむために、ラベルデザインにあるようなチューリップグラスで飲みたいです。
参考:
注1)一般社団法人日本ビール文化研究会『日本ビール検定公式テキスト 知って広がるビールの世界』、翔泳社、2024年4月、138ページ
「WITH BEER」を生んだ人たち
WITH BEERは、20代の若い世代が造りました。
サッポロビールが取り組んでいる、共創プロジェクトによって生まれたビールです。
ビールを造るために、ゼミの学生にインタビューしたり、商品開発や醸造家に若手を起用したりしたそうです。
新しい価値を生み出したり受け入れたりすることには、勇気がいります。
人は、わからないことに対して、潜在的に抵抗感を抱いてしまうから。
真っすぐに突き進んでいけるのは、エネルギーの違いによるものでしょうか。
酒への愛とリスペクトがあるからこそ、実現するために行動を起こせるのでしょう。
お酒に癒され、支えられている身としては、大いに共感できる内容です。
若い世代が生み出したWITH BEERは、爽やかで優しさが感じられるビールとなっています。
まとめ
前に進めているのか、不安ばかりの毎日ですが、「やるじゃん、じぶん」そんな風に自分を褒めてあげたくなりました。
自分を大切にすることを忘れがちな毎日に、ぴったりのビールです。
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