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GW に COVID-19 の影響でお外に遊びに行けなかったのでリモートハッカソン大会を開いたよ

おはようございま数理工学!今日も一日!!

どうも、まっくすというものです。エンジニア見習いをしています。

もう GW も終わりですね。。。皆様はいかがお過ごしだったでしょうか?

今年の GW は昨今の COVID-19 の影響でどこか旅行にも行けないしなー。一生 WIP のままの自主開発の続きでもしようかなー。


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せや!どうせ同じ考えの人が何人かいそうだし、せっかくだからハッカソン形式にして報告会なんか設けたらなんか楽しそう!!、って思って次のツイートをしました。

そしたらいい感じに人が集まったので、やったろ!となりました。そういうわけでハッカソン、もとい締め切り駆動開発、スタートです。

集まった人たち

集まった人たちは全員僕の知り合いですが、僕以外の人はほぼお互いのことは知らない、という感じでした。関係をグラフで表すと僕を中心としたスター型のグラフです。

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自分で集めといてなんですが、まじで色々なバックグラウンドの人たちが集まりました。


機械学習、フロントエンド、ios アプリケーション、自作言語、型システム...


みなさん自分の自主開発プロジェクトを持っていて、この機会を利用して進めたい!という感じでした。運営が楽でよろしい。

開催形式

開催期間は4日で、初日に kick off ミーティング、最終日に報告会を設けました。完全リモート開催で、コミュニケーションツールには Slack, Zoom (時々 Hangouts) を使用しました。

ハッカソン中お互いがどういう開発をしているかなんとなくわかっておきたかったので、kick off では「どんな開発」を「どこまでする」予定なのかを自己紹介含めて数分で話してもらいました。kick off ミーティングは 13:00 スタートにしたのですが、寝起きの人と寝坊した人がいたので 13:00 は早朝だったな、と反省しています。

進捗報告や事務連絡は Slack を使いました。個別に作業チャンネルを作って進捗報告をなどをしたりしていたので、顔を合わせていなくともお互いを刺激しあえたと思います。

ビデオ会議については基本的に Zoom を使用しました。有料会員がミーティングをホストしてくれれば便利でした。しかし無料会員しかいないと複数人参加のミーティングは時間制限(40分)があります。ホストである私が有料会員じゃなかったので、ちょっとごたついたりしたのは反省です。適宜、複数人参加でも時間制限のない Hangouts なども併用しました。それぞれのビデオ会議ツールの制約などを事前にしっかり確認しましょう(自戒)。

報告会

それではみんながどんな開発・発表をしたのか簡単にまとめたいと思います!

・まっくす(私)(@minux302

私は会社(LeapMind)のハッカソン大会で作ったおもちゃの続きをすることにしました。LeapMind のハッカソンは最高で、5日間業務のことは忘れて自分達が創りたいものを自由に創ることができます。お世話になってるので宣伝です。(会社のハッカソンもこの度リモートで開催しており、今回のハッカソンの参考にさせてもらいました)

今回はこのおもちゃを Web ブラウザで動かすようにしました。

・上野@picakun

上野さんは Rust で RISC-V シミュレータをつくっていました。三日で0からフィボナッチ数列が動くところまで完成させていてすごい。


・ピジョン@hyper_pigeon

ピジョンさんは Deep Learning の技術を使って線画を細くすることに挑戦していました。僕も絵を描くのでそういうツール欲しいかも。今回の期間ではスクレイパーとモデルに入力させるデータ加工の部分を完成させていました。

資料へのリンク

・やすでぃ@yasudexi

やすでぃさんは既存のTodoアプリが気に食わないので自分にあったTodoリストを作成してやろう!というプロジェクトでした。ポモドーロタイマーをベースとしていて、その他色々気に食わない点を改良したものを作成していました。

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・うぇるち@welchi_

うぇるちさんはポートフォリオサイトを比較的新しい技術である Flutter を用いて制作をされていました。Flutter 周りの話(同じコードが様々なプラットフォームで動く、コンポーネントが充実していて生産性が高い)などもしてくれて、普段触れない分野なので聞いていてとても楽しかったです!

サイトのリンク

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@noshiro_piko

のさんは Svelte という、仮想 DOM を使わないため早い WebFront Framework の機能を React で実現することに取り組もうとしていました。(ただ Survey した結果似たようなことをやっている人がいたそう。。)今回の調査や試行錯誤の結果を元に、今後自作言語の開発に取り組んでいくそうです!

スライドのリンク

gfn@bd_gfngfn

SATySFi の製作者であり、型システム界隈で有名な gfn さんです。今回も期待を裏切らず、Erlang に型をつけた自作言語 Sasterl の開発という鬼のようなことに取り組んでいました。実際に型推論が動いていてるものを見せてくれて、改めてマジバケモンやなと思いました(小並感)。

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・ヤマダ@tkclimb0911

ヤマダさんも独自言語の開発に取り組んでいました。開発中の Tlang は、開発者が低レイヤのことを意識しなくとも自動で最適化やスケジューリングをしてくれることを目指しています。同じ思想のライブラリとして画像処理に特化した Halide がありますが、Tlang は HPC全体まで視野に入れているようです。是非頑張って欲しい!(欲しいので)


懇親会

報告会が終わった後は参加できる人でリモート飲み&ボドゲ会しました。

特にボドゲ会はよかったです。Board Game Arena というサイトで Nimmt 、quoridor 、Carcassonne をしました。Nimmt や quoridor はルールもシンプルなので初めての人でもやりやすくておすすめです。リモート飲みはリアルよりもちょっと会話がぎこちなくなりがちだと感じるのですが、このサイトのおかげでめちゃくちゃ盛り上がれたし、そのおかげで終わった後の技術についての会話も盛り上がったと思います。

一番最高だったのは Carcassonne やっている時に、コンパイラ屋さんが「閉路ループができて嬉しいグラフはめずらしい」と言ったことですかね。半分病気だと思います(褒め)。

感想

この企画をしたおかげて比較的メリハリをつけて GW を過ごせたと思います。やっぱり締め切りは最強です。人類が発明した最強の効率化ツールだと日々感じています。

いろんな分野の人が参加してくれたおかげで普段とはまた違った技術交流ができました。報告会は気がついたら 2.5h くらいたっていましたが、みんなの話が面白いので個人的には全然疲れておらず、もっと話を聞いていたいと感じていたほどでした。

本人的には大成功したと感じています。これは本当に参加した人たちのおかげです。みんなバコバコ手を動かしてバコバコ進捗を産んでくれたおかげでここまで盛り上がったと思います。この場を借りて改めて感謝したいと思います。

このリモートハッカソンは気軽に開けるので、今回の COVID-19 云々に限らず機会があればまた開催したいと思います。もしくは誰か開催してください。対戦、よろしくお願いします。

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