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【2】どら焼きに学ぶ「二面性」

突然ですが、どら焼きから小豆餡を取り除いたら?もはやそれはどら焼きとは言えないでしょう。小豆餡が円盤状のカステラ風の生地に挟まれていることでどら焼きを名乗れ、小豆餡と生地があるからこそ、互いの良さを味わうことが出来るのです。

音楽も同じく、始終一貫した曲もありますが、意図的なものでない限りは少々物足りなさを感じると思います。そこで、ちょっとしたスパイスとして「二面性」を取り入れてみてもいいかもしれません。

形式としてはABA'というもの(音楽理論上では三部形式と言う)。Aのメインテーマ(楽曲におけるメイン、サビ等)とBのサブテーマ(雰囲気が変わる部分、間奏等)の後、またA'(メインテーマの変奏等)で挟むことにより、2種類が共存します。互いを引き立て、楽曲により深みが出ること、まとまりがいいこと、1分程の短い曲でも使用できることから、応用が効いてお勧めです。

更に補足すると、その2種類が異なる性格を持っていると、よりよくなります。生地のふわっとした甘さ、ねっとりした餡の中に小豆のアクセント。どちらも全く性格が違うもので、食べていて飽きない工夫が凝らされています。

【2】どら焼きに学ぶ「二面性」まとめ
間に性格の異なる食材を挟むことで互いが引き立つ。


tohma

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