ありがとう、ピアノの日!
今日、7月6日はピアノの日。この情報は、私が20代のころピアノを教えていたスガナミ楽器さんのホームページから。
シーボルトが日本にピアノを持ち込んだのが今日であることから、「ピアノの日」に制定されているそうです。シーボルトが持ち込んだ日本最古のピアノは、現在でも山口県萩市の熊谷美術館に保存されています。
スガナミ楽器さんでは、主に大使館関係の来日家族の子女たちを(英語で)教えていました。お屋敷街のすごい邸宅に住み、インターナショナル・スクールに通っている子たちです。
私はいまアメリカで音楽のお仕事をしていて、このころに生徒たちから教わった言葉や考えかたはものすごく役に立っています。
日本にピアノが来てくれたおかげで、今の私があるんだから……。ありがとう、ピアノの日!
ということで、ピアノについて一言、書きたいと思います。
こちらは私の愛器です。自分が稼いだお金で初めて買った生ピアノ。中古のアップライト。ものすごく、たくさんのピアノ屋さんを見て歩いて、ようやく出会いました。
今は亡きカワイ系のピアノ製造メーカーだそうです。娘が生まれたのと同じ、1988年製、というところにも惹かれました。
胸がキュンキュンするような、ノスタルジックな音色です。グランド・ピアノを持っている人になんか負けるもんか!……っていう気持ちにさせてくれる、頼もしい相棒。
次は印税でグランド・ピアノを買うのが夢です。
今日は遥々来てくれた洋琴(ピアノ)を歓迎する意味で、和琴〜つまりお琴の演奏ビデオを。お琴はちょっとしか弾けませんが、世界にアピールできますよね。
ピアノとのアンサンブルで、オリジナル曲”お人形のメヌエット”。2010年、文京シビックホールでのコンサートです。
実はこのころ、腱鞘炎になってしまい、このコンサートでは負担軽減のため連弾で出演しました。(お琴はこの1曲だけ)
腱鞘炎の前後事情は、よかったらこちらにて。
元より連弾も大好きで、私の昨年のアメリカ・デビューアルバムのタイトル曲にもなっています。(一人でプリモ・セコンド両パートをレコーディング)
“Elegy In Violet (すみれ色のエレジー)” アメリカのナクソス(Naxos of America) 運営のチャンネル。「いいね」「チャンネル登録」していただけると嬉しいです。
子どものころは、ピアノの練習が大きらいでした。親に「もう習うのやめなさい!」といつも叱られ……。
でも、将来は音楽方面にいくつもりだったので、毎回「これからはちゃんと練習するから」と謝まりたおして、続けさせてもらってました。
だから、子どものころからきちんと練習している人は、ひたすら尊敬します。別世界の人ですね。
最後に、Official髭男dismさん”Pretender”の素敵な連弾を。歌詞がどことなく、クズ人間の私とピアノの関係のよう……w
もしも「♪君の運命のヒトは僕じゃない」としたら、生きてはいけませんが……!
君とのラブストーリー
それは予想通り
いざ始まればひとり芝居だ
ずっとそばにいたって
結局ただの観客だ
感情のないアイムソーリー
それはいつも通り
慣れてしまえば悪くはないけど
君とのロマンスは人生柄
続きはしないことを知った
ストリート・ピアノの大スターお二人による、言葉よりものを言う演奏!ピアノのそんなところが大好きです。