同じ業界から他社を見る_2025年3月期 1Q決算 サンフロンティア不動産(株)2024/8/8
先日(2024/8/8)、サンフロンティア不動産(株)が決算を発表していました。
この会社,マーケットの見通しを出してくれています。
金利先高感があるが、投資意欲は変わらないとのこと。
同業界なのでそうあってほしいと思っていますが、元本保証の定期預金金利は0.15%なんてものも出てきています。
今回の金利上昇を受けたCBREのレポートでは、各社の利回り目線が上昇していなかったのは6月までの金利上昇分をイールドスプレッドの縮小で吸収してきたからだそうです。
一方で、スプレッドはタイト化しており、期待利回り目線が上がり、不動産取引の成約件数が減少する可能性があるとのことです。
そんな可能性はありそうですね。
本編に戻ります。
1Q終わりの進捗は25%を下回っています。
一方、今後の見込みです。
契約案件を積み上げれば30%を超えた進捗だそうです。そうなれば進捗率は今後良くなると思います。
セグメント別に見ると、ホテルが前年に売却があった影響で下がっているが、そこよりも、金額は小さいですが、賃貸ビルの粗利が下がっている方が気になります。リーシングが強い会社なのと、賃貸マーケットが戻ってきているのでより多く販売してしまった?なんか変です。
主力のリプランニング事業では、事業期間が短くなりました。
収益が足りなく、早めに売却したのかもしれません。
仕入れは好調のようです。
BM費は原価上昇で利益率が下がっているようです。
今後ですが、アセットにかかわらないストック収益を伸ばすことに注力していく様子は多いにわかります。
とは言え、アセット側の投資も結構な金額も今後かけることになり、
借入金利が上昇するとそれなりに影響があると思います。
今後の注視が必要ですね。
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