試飲なさっていかれませんか??断片小説②
今日はまた断片小説を書いてみました。あ、前回の赤いサンタクロースもよかったらぜひ読んで下さい😊🩷
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それでは小説です。多様性の愛迷路???試飲なさっていかれませんか?です。
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蘭の香りのする咲き誇るこの場所はいつでも気温は25度だった。
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真都実(まとみ)と麗羅(れいら)はゆっくりと腰を下ろし二人っでお茶を飲んだ。二人の距離は近かった。
『 どう?零羅、美酢茶のお味は? 』
『 冷たくて美味しいよ。新しい私たちみたい。』
零羅の白い喉がごくりと動いた。
真都実はうっとりと零羅をみた。
私の零羅…。
お茶とと言っても真都実は普通のお茶を出すはずがない。
零羅には特別なお茶を出した。
私のトクベツ。
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冷蔵庫からクリンの生茶を出し、それをグラスに注いだ。
そして韓国からやってきた発酵酢ののグレープフルーツ味を多めにそそぐ。
緑色のお茶がピンク色とまじり
化学反応を起こした。
これで清涼感溢れる大人の飲みものができるのだった。
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『新しい私達』
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その言葉に真都実ははうれしくなったのか零羅の瞳をのぞき込んだ。
零羅もそれに答えた。
『 そうね。相乗効果抜ね。』
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まつげの長いアーモンド形の二重の中に白い陶器のような自分が映っていていた。まるで白い恋人のようだった。
私挟まっちゃったのかな。真都実のラングドシャーに
私あのホワイトチョコレートのよう…
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今は熱い二人。カップルになってまもない3か月は二人にとって黄金色だった。なにもかもがキラキラ輝いて見えるのだ。
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👁️👁️真都実はつぶらな瞳でかわいい女性だ。体も小さくて守ってあげたくなるタイプだった。だからこれまで父性本能のある男性に告白されたり、ストーカーされたりもした。
いつも、そこをかいくぐってきた。
こう見えて実は
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真都実は凄腕の
婦人警官だったのだ。
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見た目とは
裏腹に
真都実はが
武術を習って強くなりたいと心に決たのは中学のときだった。
それには人には言えない理由があった
真都実は男性恐怖症なのだ。
昔から男性が嫌いだったのだ。
それはもう、
幼少期のトラウマから
始まっていた。
原因は祖父だった。
まだ小さい時から膝の上で洗ってもらったりしていたとき、なんとなく、性的にいいたずらされたような感覚があった。
小学校高学年になると忘れたかった過去がフラッシュバックしてきた。
真都美は誰にも言えなかった。
そしてつらかった。
中学になってようやく
柔道を習いたい。
警察官になりたいの!
ある日両親に言った。
父も母もびっくりしていた。
お茶や、お花を習わせ、
その、可憐な真都実
ちゃんを維持して
ほしかったからだ。
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祖父はいつだって
隙を狙って無言で
真都実を見つめていた。
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実際は
強くなっていって、
真実を言い出しはしないかと
恐れを抱いていた。
😵😵😵😵😵😵😵😵
真都実は誰にも言わなかった。
本当は祖父が怖かった。
家族だから
おじいちゃんだから
無かったことにした。
だから自分を守りたかった。
強くなる。ぜったい。
ある日祖父は
心臓発作を起こし亡くなった。
真都実は悲しみつつも、
俄然と強くなると決めた。
だからストーカーが
追いかけてきても
瞬時に投げ飛ばした。
全く無防備にみえる
華奢さの中に
引き締まった壮大な筋肉が
隠されてる
だのに大抵の男たちは
気が付かなかったのだ。
甘い彼女の瞳は
一瞬の隙を与えて
しまうのだった。
だから
彼女はずっと男性が嫌いだ。
今でも男の人の体は汚い。
好きじゃない。
と心底思っていた。
男性は愛せなかった。
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麗羅は元からストレートだった。
麗羅はモデル並にスタイルがよかった。
色が透き通るように色が白くて背が高い。ただ顔立ちが
ちょっと雑誌にのるほどまでにはいかない。
普通と上質の間、
ホンの小さなさじ加減で零羅は
一般人だった。
零羅ちゃんならモデルになれる。
よく女子から言われた。
しかし、零羅はわかっていた。
なんか違う。
スタイルは抜群。
色も白いけど
なんか違う。
しかし…
鼻も目も口も
微妙な一般人だった。
それでも麗羅はその抜群のスタイルでずっと男性を虜にしてきた。
顔はさておき、均整のとれた裸が金の延べ棒のように美しかった。
今でも零羅は
女性より男性が好きなのだ。
ただ信じられなくなっただけなのだ。
麗羅は一度結婚したことがある。
結婚相手は哲郎
背の小さなずんぐりむっくりの男だった。
哲朗はアトピーで粉を拭いていて赤かった。唇は乾燥して舐めてるのが癖なのか血が噴き出していた。
零羅はその唇に優しくキスをした。
愛しかったのだ。
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彼はとても繊細な才能をもっていた。彼はその世界では有名なミニチュア盆栽職人だったのだ。
そんなあなたが好きだった
そして、麗羅は彼ね展覧会に何げなく興味をもって足を運んだのである。
石から生えた苔の向きや動きでこんなにも小さな世界の中に沢山の風景があることを知った。青空の下。気持ちのいい風が吹きわたり沢山の苔の玉が生きたまりものように空中に浮かんでいた。遠くに行かなくたって世界は広いのかも、しれない。
自分のミニチュア盆栽展示会に白い女性が来た。哲朗は
鳥肌が立つように心がブルンと沸き立った。
宝塚歌劇団?
そんな白くてすらっとした百合の花のような女性が自分の展示会にやってきたのだった。
法被をだらっとき崩していた哲郎はびっくりして瞬きをした。思わず帯を締めなおしてしまった。
背の低い哲郎の目線にはちょうど白いブリーツスカートがユラユラ妖しくゆれていた。
ゆらゆらゆれる鈴蘭の花びらのようなスカート。
ちょうどおしりの位置が哲朗の顔の前にあって誘惑してるかのようった。
そして哲朗はアニメでしかみたことのないようなみごとな曲線美を上から下まで撫でるように見つめた。
スペードと逆スペードをくっつけたかのように麗羅の体は見事にくびれまるで新しい大きな作品のようだった。
麗羅はいつものように感じる男の視線が嫌ではなかった。
『 きっと、この人、私がうらやましいのかな。だってこの人かわいい😊🩷。舐めるように私を見てるわ。私を女神だと思っているのかしら。…』
麗羅は哲郎と視線を合わせ小さく微笑んだ。
哲郎は真っ赤なトマトのようになり、高揚した顔で汗が噴き出したのだった。🍎😂
麗羅は彼の素朴さが好きだった。たくさんの男性に告白されてきたしデートもした。でもイマイチ、ピンと来なかったのだ。
それからスピード婚をしたのだった。
彼と結婚すると決めた時友達には言われた。
『どうして麗羅。なぜ?あの人なの?他にいいひと一杯いるのに。』
今でもどうして、あのときがつかなかったのだろうと悔やんでいる。
🌿🥲🌿🌿🌿🌿🌿🌿🌿🌿🌿
哲郎は言った。『は、はじめまして、もし、よかったらこちらにどうぞ。』そう言って彼は白鷺が飛んでいるかのような盆栽を見せた。それはまるで宇宙だった。そして哲朗はいった。
あなたはこの盆栽のシラサギのように遊雅で美しいです。ぼく、あなたが…🩷
そんな哲郎が事件を起こしのは結婚して3年目だった。
パパ活をしていた女子高生妊娠。
援助交際の末知り合った女子高生と知り合い、ホテルで関係をもち、ずっと脅していた犯人が捕まった。
おまけに妊娠させてしまったという。
ソレが哲朗だったのだ。零羅はびっくりした。
零羅は哲朗がそんなことをしていたとは全く気付かず、ショックを受けて、離婚した。
信じられない。
あたしの男を見る目腐ってた。
もう男性なんて…😓
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真都実はいつもその飲み物を甘くして飲むのだった。変わった料理を研究していた。新しい味、新しい味をさがすのよ。
麗羅は真都実を楽しんでいた。
かわいいね。
もう、結婚なんて絶対しない。
今は、
真都実に少しだけ
甘えとく。
零羅は静かに思っていた。
真都実はそんな零羅の気持ちを知る由もなく零羅にくきづけだった。
麗羅さん逃げられなくってよ…🪷
最後まで読んでくださり今日もありがとうございます。
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