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25卒 国総受験記 教養区分編①

プロフィール

こんにちは。ご覧いただきありがとうございます。
国葬の受験記を書いていきます。
こんなに真面目なnoteは初めてです。
まずプロフィールをざっとお伝えします。

2023年度 国家総合職試験 教養区分🌸
2024年度 官庁訪問 失敗❌

大学:MARCH
学部:文学部
公務員勉強開始時期:2023年2月〜
民間併願:なし
公務員併願:国家一般職 都庁 国税
得意科目:数的処理 憲法 行政法
苦手科目:民法 マクロ

最初に申し上げると、私は国家一般職を第1志望にしておりました。理由ははっきりしています。国総は高望みだと思っていたからです。

ただ国総秋試験である教養区分は専門試験がありません。数的処理が好きなので練習のために受けてみようと思い、うまく最後まで進ませていただきました。

したがってこの受験記は、国葬に受かってしまった人の末路とも言うべきです。実際、官庁訪問2024では結果を残せませんでした。
ただ官庁訪問に至るまで、内々定をもらうための努力は無数にしてきたと考えています。ぜひ同じような境遇の人に見ていただき、参考にしてもらいたいです。

2023年2月〜9月

私の公務員試験ヒストリーは大学2年の冬からです。通学途中駅にある予備校に、地上・国般コースで入りました。先ほど申し上げた通り、私は元々国家一般職志望でしたので、当初国葬への想いはありませんでした。

なぜ国般志望なのかというと、それはずばり憧れの御省があったからです。
私の体内にある根源的なものが、御省へ強い引力を有していました。万有引力とはこのことかと思うほどです。そこで、入省するにはどうしたらよいかと考えたところ、総合職はよくばりすぎなので一般職でという単純な理由でした。
なぜこの時期に入塾したのかは、24年度受験向けの1番早いコースが2月開始だったからです。御省への想いを持ちつつ、そろそろやらなきゃと思っていたところでした。💪

勉強内容

1年の猶予がある2月入学コースですから、授業の進度はそこまで早くなかったです。5月まで、月4回程度の対面授業がありました。内容は、憲法・数的処理・ミクロ経済学・政治学が順々に始まっていく感じです。予備校外での自習も、授業で学習したことを問題集で復習するくらいです。
私は文学部で法や経済を全く学んでこなかったため、初学者としての難しさはありましたが、好奇心旺盛な性格から(面接で散々言いました)新しいことを知る・学ぶ楽しさがありました。📚

授業との両立について

空きコマを多く作りました。家では勉強ができないタイプなので、基本は大学での勉強です。前期のある曜日なんて、1限授業 2.3.4空きコマ 5限授業 でした。
あとはゼミの同期で1人、公務員志望の子がいたので昼食を一緒に食べていました。日ごろの授業のことやバイトのこと、公務員勉強のことなど毎回雑多に話し、情報共有していました。


2023年8月。
そんなこんなで私は国総教養区分に申し込みました。
ちゃっかり申込なので誰にも相談しなかったです。
予備校は地上国般コースなので案内もありませんし、家族は公務員試験の詳細を知らないため、完全に極秘です。
しかも、申し込みは締め切り直前だった覚えがあります。
秋試験の存在は認知していたものの、調べるのが遅かったり、迷ったりしていたので、滑り込みエントリーでした。

今思うと、このとき申し込みを逃していたら
私はどんな人生を送っていたんでしょう…
たくさん笑ったり泣いたりした、記憶に残る半年がパラレルワールドになっていたと思うと、人生、運命、神様を直に感じます。🧞


10/1 一次試験

早朝から都心に赴きました。試験の練習の心意気なので気持ちは軽いです。会場は大教室で、同じ部屋に受験者は200人くらいいました。
私は、教室の中央を原点としたときの第4象限の中心付近に座りました。前に通路があったので、周りが気になることはなかったです。

事件発生

トイレを終え、20分後に始まる政策論文試験のために、受験票などを取り出していたところ、あることに気付きます。

ない。
ない。
やばいどこだ。
ペンケースがない。

どこやったかな。
入れたよな、バッグに。
やばい、ない。
どこだっけな。
鉛筆もろもろ入れたと思うんだけど。

そのころ私のペンケースは、自宅ベッドで二度寝していました。💤
受験票やら教材やらをかばんに入れた後、
最後にしまうのを忘れたのでした。
完全にやらかした私は代替案を考えます。

①違うポケットに予備ペン入れてたよな……
ボールペンでした。却下。❌

②今からコンビニ行けるかな……
一回入っちゃったし近くにあるわけじゃないし無理。❌

③後ろの子に借りようか……

大変申し訳ないところではあるんですが、正直に声をかけて鉛筆2本を借りました。トイレから帰ってきたタイミングで後ろにいた彼が鉛筆5,6本を並べているのを視認していたため、事なきを得ました。✏️✏️

⚠️ほっとしたのも束の間、まだピンチが続いている状態です。had been doingでピンチです。

というのも、借りたのは鉛筆2本だけで消しゴムがありません。
さすがに消しモノの予備を持っている人はあまりいないし、忘れたのは明らかに私のせいなので、「消しゴムも…」とは言えませんでした。

つまり、私はこれから4時間の長丁場となる政策論文試験を、消しゴムなしの一発勝負で挑むことになったのです。
丸腰状態ではありますが、受験する権利が消されなかっただけありがたいです。鉛筆を貸してくれた彼にも大変感謝しております。

昼休憩🍙

ガチ焦りはしていましたが、何とか終えることができました。やったこととしては、文章構成のドラフトをしっかり書くことです。
特に第1問は「説明」に関して説明させるお題でした。3種類の「説明」に関する文章を読んだ上で、国家公務員としてかかわる多様な人それぞれにどのような「説明」が適しているかまとめろ、とのことです。
主題、相違点をまとめ、関係者の特徴やなぜその「説明」が適するのかを先にメモで作り上げました。文章読解やメモ作成に時間がかかり解答書き始め時点で1時間半くらい経過していましたが、それからは順調に書くことができました。

書いた文字を消すことができないプレッシャーの中、よく頑張ったと思います。なんなら、受かってたら激強なネタになるなと思う自分もおり、リラックスして臨めたのが本当に良かったです。お昼は道中で買ったおにぎりetc を食しました。
加えてこの時間にコンビニへ駆け込み、消しゴム付きのシャープペンシルを買いました。今でもお守りとしてペンケースに入れています。

午後、教養試験

1次試験の判断材料になるのはこっちだけなんですよね。午前の政策論文は1次合格者のものしか判定されないので、むしろ勝負は午後です。教養択一は、知能分野と知識分野の2部制でそれぞれ2時間と1時間半あります。

はっきり言って難しかったです。

文章理解は哲学的で抽象的な文章だったり、数的処理は条件設定が複雑だったりと、普段の問題集には出てこない難易度の問題で「これが国総か…」と思い知らされました。
知識分野も試験名の通り、幅広い教養を知っているかどうかという内容で、選抜のし甲斐はあるんだろうなと思いました。
ただ楽しかったですね、特に数的処理は!🧮


所感

通過しているからこそ、軽々しい話に卸すことができますが、仮に不合格だったらただの間抜けな人間です。1次試験は正直、運で受からせてもらったと思っています。各所に振りまいた私の恩を神様が回収してくれたのでしょう。(決して宗教色はありません。)💫

ただ1次通過したからには、最終合格まで辿り着いてやるという熱い思いが生まれました。実際、国総教養を第一に受験している人もたっくさんいますし、私の合格で不合格になった人もいるはずです。

それなら国家総合職で、公務員の道を歩んでいきたい。
11月に控える2次試験に向けて、急ピッチで対策を進めました。📝

(今思うと、さすがになめすぎでした)

ただこの決意が、私の意欲や知識や人脈を広げていくことになるのです。ここからの半年、官庁訪問までに何をやってきたのか、それを皆さんに伝えたいのですが、1次試験の話だけでだいぶ長くなってしまったのでまた次回にします。💦

好きなやつ

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