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OTLHTを歩いてみた~DAY4~【天罰】

OTLHT ~DAY4~

本日の目的地は16㎞先の<Loop 4 campsite>。
比較的距離は短いが、本日の天気も雨時々曇りといったところだ。

まずはすぐ先にある川<Big Gopher Canal>で水を補給する。
川というより貯水池のような水。
比較的透明度は高かった。
直近のトレイルログによると、ここで大きいアリゲーターの目撃情報があった。上から相方に警戒してもらい慎重に水を汲む。

余談だが、夜間や暗い時間帯にアリゲーターのいる水場で水を汲むと、小動物と間違えられて水中から襲われる可能性があるらしい。
水を汲むときは明るい時間帯のほうが安全だ。
仮にアリゲーターに襲われたら、対抗策は「目つぶし」一択だ。
硬い体を持ったアリゲーターでも、目だけは急所らしい。
柔らかく神経のたくさん集まっている目を攻撃しなければ逃れられない。
出国前にイメージトレーニングをした。

慎重に水を汲む。

水汲みを終えてから約7㎞進んだ。
大きい川のそばにある<Powerline Campsite>に到着。
雨も強く降ってきた。

このテントサイトにはベンチ、ファイヤーリングがあった。
それに加えて青い箱が置かれていた。
「まさか!!」「コーラか⁉スプライトか⁉」
高まる期待を抑えつつ、蓋を開けた。

中で僕たちを待ち構えていたのは、
「乾いた薪」。
それを見て少し落胆する自分。
そして落胆する自分に気づき、自分の欲深さを知った。

Powerline Campsite
雨に濡れないように入れられた薪。
Powerline Campsiteそばの川

4日目、特筆すべきことはあまり起こらず淡々と歩いた。
そのため写真のみで。笑

松の木ジャングルから抜けてヤシの木?の森に入った。

雰囲気が変わってきた。
何のパーツ??
落雷で焼けた木々が多い。

雨に打たれながら歩き続け、目的の<Loop 4 campsite>に到着。
時刻は13:30。約5時間ほどで到着。
ウォーターポンプにファイヤーリング2つ、ベンチもベンチ付きのテーブルもある。
かなり整ったキャンプサイトだ。

Loop 4 campsite
ウォーターポンプ

ただ、容赦なく降り続く雨をしのぐ場所がない
そこでテントのフライ部分をタープにすることにした。
幸いなことに見渡すかぎりに自生する木々、パラコードもある。
少々不格好、欠陥住宅だが雨を凌げる屋根が完成。
その下で昼食を食べ、雨が降り止むのを待つことにした。

テントはmont-bellステラリッジテント。
足を開放して乾かすことは大切。

ほどなくして雨の勢いが弱まった。
急いでテントを設営する。
荷物もテントにぶち込み一安心。
後はテントの中でのんびりするだけだ。
分かってはいたことだけど、早く着きすぎてもやることがない。
時間つぶしにやったことは、撮った写真の整理くらい。
本当に退屈だった。

昼寝をしてたのか、何をしていたかも思い出せないくらいの時間を過ごした。
気づくとあたりは暗くなっていた。
外に出ると雨も上がっていた。
そして焚火タイムだ。
湿った枝に何とか火をつける。

しかし、またしても天は僕らに至福の時間を与えてはくれなかった。
すぐに雨が降ってきた。
早々に焚き火をやめて、テントに入る。
また体が燻されただけだ。

こうもタイミング悪く雨が降るとは...
これは日中、青い箱の中身を知って落胆した、欲深き自分への天罰なのではないかと思った。

そして眠りに着く。

以上、OTLHT~DAY4~。

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