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プログラミングスクールの探し方〜10年間の営業経験を活かして〜②情報を判断する3つのポイント

ありがとうございます、赤いメガネの緑のたぬきです。
昨日に引き続き、営業10年の経験をもとに私がどのようにプログラミングスクールを選んだのかまとめてみたいと思います。今日は長いです。※8分ぐらいで読める文字量

さて、①の記事であなたがプログラミングスクールに通う目的や理想がはっきりしたとします。
今度は、比較サイトを見ていて気になったスクールのホームページをクリック。色々な情報に溢れていますが、何をどのように見ればいいでしょうか?

この記事を読む前に

※注意点※
・この記事は私の主観が含まれます。
・目的や状況によって自分に合うスクールは必ず異なります。最終的に選ぶのは自分です。
・全てのプログラミングスクールに入学したわけではありませんのでホントノトコロは知りません。
・あくまで、私の選択基準、考え方です。

プログラミングスクールの選び方:情報を判断する3つのポイント

1.「数字」と「保証」は基本信じてはいけない

「顧客満足度98%!」
「顧客評価1位」
「転職率98%」
とか数字って視覚的・直感的に分かりやすくて比較もしやすいですよね。また、
「転職保証」
「返金保証」
など、保証があるものもなんとなく安心感を持ちます。

ただ、営業目線で言うと、プロモーションに使われる「数字」と「保証」ほど信用できないものは無いです。
それはなぜかと、信頼できる数字や保証について考えていきます。

●数字を信用してはいけない理由
結論から言うと、数字は操作できるからです。プロモーションで使用される数字は、大体そうなるような解析方とか、条件設定とか、適当な元データとか、とにかく企業側の意図により操作されていることが多いです。

プログラミングスクールで言うと、
「●●なスクールNo.1」
「転職内定率98%」
「月収●●円達成」
とかでしょうか。これらは顧客の興味を惹いて良い印象を与えるために操作されたものがほとんどです。

No.1は金出せば買えるし、内定率も条件絞れば100%にだってできますし、月収に関してはもはや本当か嘘か判断つかないことも多い。
企業さんによっては真っ当な数字の場合もあるにはあるのですが、情報がたくさんある中でいちいちソースを調べて、元データを調べて、解析方法は……みたいな事をする時間は無いですよね。元データとか大体載せてもないし。
「この数字は私たちの興味を惹くためのツールなんだな」と思って全スルーするのが一番簡単です。

とはいえ、判断材料になる数字もあります。

●判断・比較材料にしていい数字
①事実だけを示している数字
受講料、受講者数、受講期間、学習時間、サポート面談回数etc…など、事実だけを示した数字はバックグラウンドが関係ないので比較することができます。

②自分の経験と一致する数字
皆さん、お店選びに食べログ使いますか?私は使います。あれも口コミという不確実な数字にも関わらず、どうして使うのか。それは、「食べログで探して行ってみて実際に良かった、美味しかった」という経験からきているのではないでしょうか?
例えば、「平均年収が●万円上がりました」というニュースがありますが「いやいや、上がってないでしょ」という経験からくる感覚ってありますよね。実際、平均というのもカラクリな場合が多い数字です。
意外とそういう感覚的な判断も大事です。なぜなら、「お、自分の感覚と合うな」と思えるなら共感とか信用に繋がりますし、たかだかホームページで違和感を感じるのであれば、入ってからはそれが不信感に変わる可能性もあります。

③エビデンスの高い数字
エビデンスというのは医療や学術業界でよく使われる単語で、化学的な根拠や信憑性の高いデータがあることです。数値の裏付け根拠がちゃんとあるよ、というものですね。具体的に言うと、論文があるとか、母数100人以上の外部機関による調査をしてるとか。
ただこれも、論文にも信憑性が高い低いがあったりして判断が難しいしソースまで調べていたら時間がかかる……。

「とにかく数字は参考程度。金額と受講期間などの事実だけ比較する」というのがシンプルでいいと思います。

●保証を信用してはいけない理由
営業目線でいくと、保証も顧客騙しのカラクリが多いです。契約書に他より小さい文字で「ただし、ほとんどの人は対象外よ❤️」とか、「ただし、●●なときはむしろ追加でお金払ってね❤️」と書いてあるイメージ。そんな契約書にサインしますか?

プログラミングスクールの転職保証については色々な人が「プログラミングスクールの闇」として注意喚起しているのであえて詳しく書きませんが、基本的に企業は保証なんかしたくないしする気もない。むしろ、「保証が欲しけりゃ金払え」というのが普通です。(Macの保証入った方がいいのかいつも迷う!誰か教えてくれ!)

時間も、お金も、払ったものは基本的に返ってこないです(経験は返ってくるかもしれませんが)。その犠牲が自分を苦しめない範囲なのかも改めて考えたいですね。


2.経営者と受講生の情報を得る

良さそうなスクールを見つけた時、私が見る情報は下記の通りです。
①経営者がどんな人か(会社概要、運営会社からTwitterまで辿ります)
②受講生がどんな人か(Twitter,ブログ記事などを探します)

①経営者がどんな人か
会社は経営者の考えの塊です。もちろん、経営者の意に反することが起こらない訳ではないですが事業のコンセプトや方針には間違いなく経営者の考え方が反映されます。経営者自身に専門性があるかどうかでも、スクールのカリキュラムやレベルが違ってくると思います。
私がやった具体的な検索としては、
1.プログラミングスクールのHPから運営会社を探す(大体ヘッダー/フッターにあります)
2.経営者を探して名前をコピー
3.ググる。Twitterでも検索かける。
そうすると、YouTubeやってたり、日頃のツイートで考え方が分かったり、想いがあったり、ほとんど情報出てこなかったりします。
自分に合わなそうだな、と思ったらやめておきましょう。

②受講生がどんな人か
おそらく皆さん、「スクール名 口コミ」みたいな検索はしてるんじゃないかなと思います。追加で、Twitterでスクール名検索するとかnoteとかブログとかとにかく受講生個人の発信まで辿ってほしいです。

そうすると、
・受講生が多く、勉強記録など活発な様子がみられる
・同じ情報しか出てこない(違う人が同じ文面で投稿してる)
・そもそも、受講生の記録が出てこない(公式の投稿ぐらいしかない)
の3パターンぐらいに分かれます。あとはまぁ、愚痴とか●●は評判悪いらしい、●●オワコン、みたいなものも拾ってきて不安になりますが、基本的には受講生の情報だけ拾うといいです。

で、受講生のアウトプットが多いスクールを選びます。情報少ないのはちょっとキケン。ステマぽいのは言わずもがな。

1ヶ月〜1年近くの受講期間があって、受講生全員が黙ってるなんて無理です。悩みや頑張りはアウトプットしたくなります。不満があれば尚更です。情報が無いのがなぜなのか実態はわかりませんがリスクがあります。
また、勉強するというのは、分からないものを分かる状態にする行為です。聞ける対象が多くコミュニティが活発であるに越したことは無いです。「人見知りだからコミュニティはむしろ負担」「公開していないということは特別な秘策があるかも」という考えもありますが、リスクは回避するものです。つまり、選択肢が多い状態のほうがあとあと対応できます。入ってみて人がいない、聞ける人がメンターだけ、秘策なんて無かった、なんて事にならないようにしたいというのが私の考え方です。

3.自分の目的に合っているかをもう一度確認する


最後に、何度もしつこいですが自分の目的とズレた選択でないか確認してください。「技術力を身につけたい」のであればたとえカリキュラムがしんどそうでも技術がつきそうなものを選びます。何が何でも転職したい、なら転職に着目して特徴を見極めます。とにかく働きやすい職場に変えたい、のであれば転職率ではなく転職先がどうなのかも見る必要があるでしょう。
あと、比較サイトも①で説明したようにやたら転職保証とか口コミ評価no.1みたいなものを推してくるサイトは避けて、目的別にまとめてくれているサイトなどのランキングがいいかもしれません。

私は技術力を身につけたかったので、「実務レベルになるには最低限1000時間は必要」「オリジナルポートフォリオを作成かつそれに対してもサポートがある」というのが決め手になってRUNTEQを選びました。
迷ったのは、地方住みなのでPHPとかJavaScryptの求人が多いけどRubyでいいのか?という点です。そういった疑問や不安は、改めて調べたり、各社無料相談会がありますのでそちらで質問したりしました。


番外編:私見ですが、私ならコレは避けます。8選

ここからは、語気が強いです。なぜなら感情的に嫌いなものを書きます。私見ですからね!

①そもそもホームページにこだわってない。
……不思議なんですけど、営業してるとホームページちゃんとしてるかどうかとそこの会社売れてるかどうかある程度一致するんですよね。SNS時代ではありますが、意外とホームページ大事。私見です。

②ホームページにポップアップ広告を使っている。
……上記と相反しますが、ホームページに拘ってはいるんですよ。でも、ポップアップ広告が出てくるところは避けます。スクロールしようとすると、「●万円割引!」「まずはプロに相談申し込み」みたいなバナーがぴゅっと出てくる。しかも1個じゃない。あなたの会社実は出会い系とかエロサイトなんか?と疑いたくなる。
クリック誘導をしたいのだろうが逆効果。ポップアップは9割以上が不快感を感じるというデータが何個もある(※チャボットを表示させたり、読むのを邪魔にならない形で表示させるなど効果的なやり方もあるようです)
webに関わる人がそういった不快感を得るサイト設計にしてるという時点でセンス無い。何より営業目線で、「別に相手がどう思おうが売れたらいいんだ!目標達成!」「ビュー数とクリック数追われてます!」という体質の会社と同類に見える……(めちゃくちゃ言うじゃん、ごめんね)。私見です!

③「月100万稼いでいる」「誰でも稼げる」など年収やお金を謳うもの
Twitterやオンラインサロン形式のスクールに多いですが、年収を謳う時点で即ブロック。本当に稼いでる人は、自分の年収なんか明言しないです。
あと、そういった方々は顧客からお金をもらってその年収なわけですよね?顧客も見るだろう媒体に年収とか稼げる!と書いてあるなら間違いなく売れてないし、正体隠しての活動なら信用できるか判断がつかない。一括ブロック。私見です!!

④社長、代表のアイコンがイラスト。
20代ぐらいの男性又は女性のイラストが多い。プロフ欄に大体年収書いてある③系の人に多い。顔出ししてないし逃げそう。私見です!!!

⑤LINE、メルマガ追加に誘導するもの
これ、ちゃんとしたマーケテクニックらしいんですが私は避けます。上記でも説明したように勉強はオープンな場の方がいいですし、閉鎖空間に連れ込まれるイメージで、抜けられなくなると困るのでリスクは回避したい。私見です!!!!

⑥助成金利用で100万→50万みたいなところ
助成金取れなかった時のリスクが大きい。私、英会話スクールでコレやってなんとか助成金もらったんですが最後必死に詰め込みになるし、修了成績70点以上、手続き●日以内みたいな条件もあるし、身についたかと言われると微妙なので。やってもいいけどリスクあり。オススメはしない。私見です!!!!!

⑦マンツーマン
複数と個別で効果に差はない。お金は高くなる。私見です!!!!!!

⑧無料
無料のビジネスは無い。タダ怖い!私見です!!!!!!!!


相手が首吊ろうが構わないって営業スタイルの人ほんとにいるから、みんな気をつけて。
……私見です!!!!!!!反論と文句は受け付けます!

長い記事にお付き合い頂きありがとうございました。誰かの参考になれば幸いです。

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