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地方の女子大生が、地元を離れて気づいた地方の「可能性」と「課題」

こんにちは、株式会社FromToインターン生の島内未来です。
2020年2~3月に、他社のインターンシップで静岡県下田市に滞在していました。​


様々なことを経験した下田での日々を終え、現在は大学のある山形に帰ってきています。
やはり、一度外に出てから見る山形は、以前とは少し違って見えて、自分なりの発見がたくさんありました。
そこで今回は、「現在居住する山形には、どんな可能性があるのだろうか?」「どんなことができるだろうか?」ということについて考えてみました。

・就職に役立つスキルをつけたい
・成長を感じられるような経験を積みたい

と願いながらも機会が少ないために諦めてしまっている同世代の学生に対して、「『地方ではできない』と諦めないでほしい」という想いを届けるために書きました。

地元を離れてわかった「地元にあるもの」

下田には、ニューサマーオレンジをはじめとする柑橘類、金目鯛など多くの名産品があります。
また、サーファーが毎年訪れる海や旅行客に人気の温泉があるなど、日本の有名な観光地な一つです。

しかし私には「下田がその魅力を活かしきるために足りない要素がある」と感じました。
それは、「人のつながり」です。

ある飲食店の方が、「下田の人は個々の力が強い」と言っていました。
たとえ店の売り上げが低迷しても、他店と商品開発やイベント企画を協力してやろうとしない傾向があるそうです。

したがって、「うちはうち、そとはそと」の概念や境界線を取っ払った人のつながりが、新鮮な地域の魅力を発信できるかもしれません。

この「人のつながり」。
山形は根強く存在しているように感じています。

たとえば、「ヤマガタ未来ラボ」というウェブサイトがあります。

ここでは、山形での自分らしい「働き方」「生き方」「暮らし方」に関するインタビュー記事や、山形県内のあらゆる地域の「コミュニティ」「まちづくり」「イベント」に関するレポートなどが掲載されています。
その記事やレポートを、サイト編集部をはじめとして山形在住のライター・コラムニスト、さらには学生記者も書いています。

このように、「山形の魅力を伝えたい」という想いから、学生や社会人の境界線を越えて協力する人のつながりがあるのです。

地元を離れて分かった「地元の課題」。そして必要なもの

「自分のやりたいことは何か」「自分の得意なことは何か」を知った上で就職活動を進めたい学生にとって、この人のつながりが重要な鍵といえるでしょう。
なぜなら、大学の授業の範囲内でできることには限界があるから。
学外活動で自分の可能性を見つけ、挑戦する機会が学生には必要だと考えています。

とはいえ、学生が主体的に参加できる企業やイベントなどの情報を見つけるのは、簡単なようで難しい
大学のゼミや集中講義などに関わる情報は入手できるものの、それ以外はさほど多くありません。
実際、「ヤマガタ未来ラボ」を知らない山形の学生も意外と多くいます。

そのため、このような情報を一挙に得られるサイトのようなものが必要だと考えています。
このサイトを活用することで、学生は山形へ貢献しながら将来の見通しを立てることができ、企業は将来の採用につなげることもできるかもしれません。
人のつながりを広げるツールが、山形の可能性を生み出す大きな力となるでしょう。

あたたかな人のつながりのある場所

今回は山形を例に出しました。このように、あたたかな人のつながりがある場所、意志のある学生を受け入れてくれる場所は、全国にたくさんあるはずです。
「地方ではできない」ではなく「地方でもできる」という認識を変えることで、さまざまな可能性が生まれるかもしれません。


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