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助け合う

ヘルプマークが「ヘルプしてね」のマークなら、「ヘルプさせてね」のマークがあってもいいはず。

あります。
サポートマーク、サポートハートマーク、マゼンタ・スターを始め、たくさんのマークがあります。(以下、「ヘルプさせてね」のマークをサポートマークと書きます。)
種類が多いので分かりづらいと感じられるかもしれませんが、たくさんの人が助けたいと思っている証だと、私は受け取っています。


ひとりひとりが、心のどこかに留めておけるとよいなと思うのは、

ヘルプマークを付けている人がサポートマークを付けてもいいし、
サポートマークを付けている人も、マークを外す日があっていいということ。

助け合える、声をかけ合えるために必要なのは、「余裕」ではないかな。
時間の余裕、心の余裕、体力の余裕…。

普段、助けたい気持ちを持っている人でも、ヘトヘトに疲れているときや、肩や腰が痛い日には難しい。
それに、おつかれ顔の人に「手伝ってもらえませんか?」は言いにくいですよね。

毎日絶好調の人はいないからこそ、支え合いたい。
社会全体に、もう少しゆったりとした風が流れるとよいなぁ。
効率が良いことが幸せとは限らないし、たくさん働くほど偉いわけではないもの。
(私はのらりくらりしすぎかもしれないけれど)


『年齢を重ねるにつれ、ふたつの手を持っていることに気づくでしょう。
ひとつは自分を助けるための手、
もうひとつは他人を助けるための手。』

オードリー・ヘップバーンが、亡くなる前のクリスマスにご家族に朗読したという、
サム・レヴェンソンの『時を超えた美しさの秘密』という詩の一節。

どちらの手も大切に生きたい。

2023.8.25


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