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青色〜6月から7月へ

自然界では作りづらいとされる 青色。
梅雨のこの時期、私たちに
「雨も好きになって」
と言っているかのように、
涼やかな色が街中にあふれる。

青、青紫、紫。

毬のようなまるいアジサイは、ガクアジサイから品種改良されたもの。
近所を少し散歩するだけで、様々な種類や色のアジサイを楽しむことができる。

昔の人は、この時期に
多くの地域の人に色を届けたかったのかな。
心から感謝したい。


紫陽花と虹は結びつく。

雨と仲良しだからかな。
隣り合って、違う色が並ぶからかな。
土壌のPHで花の色が変わる、
そのことを知っているからかな。
(酸性に近いほど青色、アルカリ性に近いほどピンク)


蒸し暑さで、ぐるぐるもやもやが籠もってしまう。
雨粒をまとって、嬉しそうに開くアジサイをみて、
すーと安らぐ。

そのとき、気がつくんだ。
今、求めていたんだって。

欲しているものはおいしく感じるという。
夏はきゅうりを食べたい、
麦茶を飲みたい。

漢方薬もそう。
身体に必要な漢方薬は、わりとおいしい。症状が変化すると、匂いや味の感じ方も変わって、受け付けなくなったりする。

カシワバアジサイ
葉が、柏の葉の形です。


寒いときに自分を温めようとするのは、日本の文化だときく。

カイロを貼る、
湯たんぽを抱える、
猫を抱っこする(これは世界共通かな。その前に、季節は問わなかった♪)、
室内でも脱ぎ着する、
こたつにあたる。


空間全部を温めるのではなく、
自分だけポイントで温める。
その環境に自分を合わせる。

この感性は、良くも悪くもあるかもしれない。
でも、とてもやさしい行いであると思うんだ。


夏だってそうだ。

首に冷却タオル巻いたり、
首輪みたいなもの付けたり、
扇風機を手に持って歩いたり、
うちわであおいだり、
下敷きであおいだり、
座布団をい草や竹の素材に変えたり。


涼を取る、暖を取る、
という言葉が、私は好き。


今年は風鈴を買おうかな。
割れないのがいい。
まず、風鈴もどきを作ろう。

焦らず、ゆっくり探したいから。
気に入った風鈴に出逢うまで、待ちたいんだ。




ここの土地は誰のものか問題は絶えないが、
もとはといえば誰のものでもなく、
誰のものでもあるわけだ。
あえていうなら、地球のもの?

生きている間、お借りしているのだと考えれば、
そんなにキリキリしなくて
済むのではないかな。

水や空気だって、地球からの恩恵。
地域全体を基本にして、
地球全体でマルならいい。

お借りしているのだとすれば、
きれいに使って、きれいに返すのは当たり前。
『来たときよりも美しく』と昔からいう。

ひとりひとりができる範囲で、少しずつそうすれば、
地球は喜ぶと思う。

私に見せたくて、と
送っていただいたお写真2枚


アジサイ から アサガオ へ、
カタツムリ から カブトムシ へ。

季節に合わせて、暮らしを変える。
その暮らしの変化を、楽しみたい。

2024.6.30

寒色系は、クールダウンの色。
高まっている気持ちを和らげ、
火照った身体を癒します。

寝具や、持ち物などに取り入れてみるのもよいかもしれませんね。


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