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包まれた花

粗末にしたくない
無駄にしたくない
どんな姿の命も 心も

こどもの頃から 芯にある想い

だから だろうか

粗末にされたくないと
大切にされたいと
きっと どこかで願っていた

私の気持ち
私の時間
私そのものを



自分で自分を守るしかなかったのかもしれない

自分で自分を守るという選択肢以外
よぎったことがなかった

自分で自分を守っている自覚さえ なかった


心のうちを話したことがあっただろうか

心の奥の奥に 何重にも包んで
持ち続けている私の素を
見せたことがあっただろうか

包みを開こうとは
思いもしなかったんだ

理解されないと 信じ込んで

2024.6.5 / 6.7

レインリリー / ヒガンバナ科
和名はサフランモドキ

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