助けてもらうのも難しい
「こんなふうに全力で守ってもらえるって素敵だよね…」
実家で(何度目かの)ラピュタを観ながら、
私がさり気なくつぶやいた一言。
二十歳になっていたか、その手前だったか。
母は即答。
「あなたがそんなふうに守る人になればいいだけよ」
はい、そうします。
そちら側になります。
素直だった私はすんなり納得し、
現在に至る。
ーーーーー
ユーミンだって、
「守ってあげたい」って歌っているしね、うん。
とにかく、自分は自分で守らなくちゃ。
待っていても助けは来ないのだから。
助けがほしいときは、叫んで呼ぶしかない。
大学で学んだところによると、
「そこのアロハシャツのお兄さん、助けて!」
などのように、分かりやすく言うことがポイントだそうだ。※
ん…? おかしいな。
「神さま、助けてください」
と、毎回指名でお願いしているのですが。
2023.8.17
※キティ・ジェノヴィーズ事件
1964年にニューヨークで起こったこの事件をきっかけに、
「傍観者効果」「責任の分散」といった現象が、実験、研究により明らかにされていった。
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