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schoolTakt活用術㉕プログラミング検定

学校でよく使われる検定システム

学校では「検定」というシステムがよく使われますよね。

九九検定では、何の段まで合格できたかを検定で確認します。

音楽の楽器や国語の暗唱でもありますよね。

特に多い教科が体育ではないでしょうか。

跳び箱検定、縄跳び検定、マラソン検定、水泳検定…。

自分がどこまでできたか、次はどこまで頑張ればいいかを表すという意味では、ルーブリック評価に近いと言えるかもしれません。

子どもたちは、見通しをもってやる気を出して取り組むことが多いです。

大人もそうですよね。

資格や免許という形になるのはうれしいものです。

プログラミング検定という提案

プログラミング授業で、検定システムを取り入れてみてはどうかというのが今回の提案です。

今回は「HackforPlay」というプログラミングソフトを使った授業です。

スクールタクトに、下のような枠を作って配布します。

HFP検定

子どもたちは授業冒頭、左上の【HackforPlay検定】の項目を見て、自分が組めるプログラムにチェックを入れていきます。

私は、プログラミングは自由度を担保しておくべきだと思ってるのですが、この検定があれば「何をすればいいかわからない問題」も解消します。

また、「自分の技量が上がっているかがわからない問題」にも対応できますよね。

共同閲覧モードにしておけば、友達ができるスキルも確認できるので、

「やり方が分からなかったら検定のところを確認して、チェックがついている友達に聞いてみてね」

と、協同学習を促すこともできます。

更新され続ける項目

この検定項目、実はどんどん更新されていくんです。

というのも、子どもたちは新たなスキルを様々なところから獲得していきます。

そのスキルを振り返りで吸い上げて、新たな項目として立ち上げるのです。

集団の向上が全体の向上につながる、よいモデルですよね。

そうすると、得意な子どもたちはさらに新たな項目を作ろうと、積極的に試行錯誤し始め、よい相乗効果となります。

留意点

もちろん、「すべて埋めなきゃダメ」というものではありません。

自分の興味のあるものをやってみればいいし、自分の作りたい世界に必要なものを選択していくのも一つの方法です。

そのことは全体にも伝えておくといいでしょう。

でも、人って項目が少し残っていると、埋めたくなるんですよねw

そうやってプログラミングのスキルを上げていくのもアリかな、と思っています。

ちなみに、体育や算数でも使えるので、いろいろアレンジしてみてください!

1つのシェアが、学校作りには大きな力となります。少しでも共感していただけるようでしたら、お力お貸しください!