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オンラインで見えてきた、リアルの価値《学校編》

大逆転。

今日は短めのエントリー。
休校期間に入り、初日からオンラインで繋いだ小学校はうちくらいなのではないだろうか。
これまで、ICTを推進してきて、後ろ指さされるようなことも何度もあった。
それがこの一斉休校で、大逆転した。

私たちがやってきたことは変わらない。
ICTを通じて子供たちのコミュニケーションをより豊かにし、一人一人のことをもっと見える化し、表現力や創造性の枠を広げる。
同時に、自己調整の力を養う。
これまで淡々と続けてきたことが、ここに来て、注目されるようになったわけだ。

休校から2ヶ月

本校の子供たちは、むしろ序盤以上に参加し、嬉々として学んでいる。
そして、オンラインだけの繋がりにも関わらず、確実に成長している。
これはある程度客観的にも示せるくらいの伸びだ。
「あれ?じゃあオンラインで全部まかなえちゃうじゃん」と思いそうなところだけど。
現在のテクノロジーでは難しいところを簡単にまとめたのがこの図。

休校があけても、ウィズコロナの余波は続くだろう。もうビフォーコロナには戻れない。
これまで「普通」に学校に行かせていたすべての家庭が、学校にいきたくても行けなくなった。
でも、これまでだってそういう人はいたんだ。マイノリティになったから「学校に行きたくても行けない人」の気持ちを、考えられる場が生まれた。

ウィズコロナ世界の公教育

休校が開けても、学校に行かせたくない家庭は一定数あるだろう。
しかし、学校現場はとにかく忙しい。
リアルの授業をやりながら、オンラインにも対応するなんて、余程の先生でない限り不可能だろう。
それこそ、多くの先生が教壇を離れることになる気がしている。
これから先、公立学校を運営していくのなら、ということで、最後に大胆提案。

各自治体に一校、学校を新設する。
そこはバーチャル学校。N校や放送大学なんかをイメージしてほしい。
学校に通いたくない家庭は、その学校に転校する。副籍でもいいな。
そこに、ICTが使える教員を異動させる。
これまでの世界より、よっぽどインクルーシブではないか。

突飛なアイデアではあるが、これまでだって特別支援ではやられてきたことだし、通いたくても通えない子たちを「いない者」としてやってきた。
そんな世界の矛盾。
公平性がよく言われるが、じゃあ特別支援はどうなるのだ。かわいそうだから特別?ふざけるな。
もっと考えよう。様々な立場の人のことを。まだ、足りない。

1つのシェアが、学校作りには大きな力となります。少しでも共感していただけるようでしたら、お力お貸しください!