バックレの流儀

つい1週間ちょっと前もバイトの後輩がバックレたという内容の回があったが今回もバイトの後輩がバックレたという内容になる。なぜならまたバイトの後輩がバックレたからだ。

この短期間で2個掛け持ちしてるバイトの両方でバックレが起きた。どうなってんだ。かくいうおれもバイトをバックレて辞めたことがある。3回くらいある。でも3回とも胸を張って「あんなもん働いてる方が頭おかしい」と言える。ブラックというか地獄というか奴隷としての労働に近かったからだ。

今のおれのバイト先は両方ともそんなんじゃない。というか「東京楽なバイト先ランキング」1位と2位だ。だからおれやってんだ。なのに何故バックレるんだ。辞め方を知らないのか。おれが教えてやる。バイトでもサークルでもなんでもいい、何かを辞めたいけど辞め方が分からない人にこのnoteを読んでほしい。おれから君に捧げる。

バックレの流儀。


流儀①

そもそも君の名は。みたいなバイト先は無え

あんなバイト無いのである。今の学生は君の名はみたいなバイトに憧れすぎてるのではないだろうか。君の名はを観てない人に伝わらないから説明しよう。ネタバレが嫌な人は流儀②までスクロールしてほしい。

名前は忘れちゃったけど主人公の男子高校生がいて、絶対に名前を忘れちゃいけない気がするんだけど思い出せないから仮にT君だとしよう、T君はすごいお洒落な高級イタリアンかフレンチかみたいなレストランでバイトしてる。そのバイト先がすごい。めちゃくちゃセクシーな女子大生の先輩もいるし、気の合う同世代のバイト仲間もいる。しかもその女子大生の先輩はイこうと思えばイけそうな雰囲気なのだ。すごい点はこれだけじゃない。名前忘れちゃったけど田舎の女子高生、絶対に名前を忘れちゃいけない気がするんだけど思い出せないから仮にMちゃんとしよう、MちゃんとT君は時々精神が入れ替わっちゃうという設定になっていてその精神が入れ替わった状態のT君、つまりT君のカラダを借りたMちゃんがそのバイト先に行っちゃうんだけどなんとなくバイトこなせちゃうのである。もちろんテンパりながらではあるし、先輩とか同世代の友達に作業教わりながらなんだけど「おいおい〜今日はどうした?」くらいしか言われないのである。

そんなバイトは無え。

後輩がある日全ての作業を忘れてきたらふざけてんのかってなるし、同世代にそんな奴いたら普通に引く。そもそもバイト先に気の合う同世代なんていない。同い年なのに「ここのバイト歴じゃ俺が先輩だから、よろしく、まあでもタメ語でいいよ、俺そーいうの気にしねータチだから、うぃっす」みたいな奴しかいない。セクシーな先輩なんてなおさらいない。仮にいたとしても社員に抱かれてる。イけそうな雰囲気なんて微塵もない。

君の名はを観てバイトというものに幻想を抱いてバイトを始めて現実を知って勝手に辞める。こんなことは許されない。君を採用するのにも教育するのにも経費がかかってるんだ。最初から幻想を抱くんじゃない。


流儀②

嘘でもいいから「家庭の事情で来月くらいに辞めさせていただきたいのですが、、」と言え

とにかく辞める旨を伝えてから1ヵ月以上は働くべきだ。伝えたときにそこの店長さんが「急すぎるからあと2ヵ月はいてほしい」と言うなら2ヵ月残るべき。君を頭数に入れてシフトの計画を立ててる以上急にいなくなったら困るんだよ。いなくなって店が回らないってことはないだろうけど、残された人たちに皺寄せがいってめちゃくちゃ疲れさせることになるだろう。自分が勝手に辞めることで人に迷惑をかける現実を想像するべきだ。そんな勝手が許されるわけないだろう。


流儀③

人間関係の中に筋を通せ

人と人が互いに敬意を持って接したとき、そこには人間関係ができる。人間関係の中には元々筋っていうものが通っている。それを大切にしなければいけない。決して捨てちゃいけない。それこそが人間を人間たらしめるものだからだ。

誰かに教わったわけじゃないから知らんけど15歳くらいの頃からそういう感じのことを意識してた気がする。こういう話は人によって考え方が違うと思うけどおれはこう思ってそれに従って行動してる。損することはあるけど間違ってはないと思う。

ちなみにだけど、軽々しく「筋を通す」とか「ケジメをつける」とか言う人は信用しない方がいい。そういうこと口に出して言う人ほど、そういうことを大切にしない。本当に大切にしてる人は簡単に口に出すもんじゃないことをわかってるし、わざわざ言うまでもなく筋も通すしケジメもつける。

おれは大丈夫、軽々しく言ってないから。


流儀④

流儀①〜③を実行した上でなおもバックレたいと思ったなら今日からバックレろ!

そん時はもうバックレていいよ。

まず流儀①、要約すると「バイトに幻想を抱かない」を実行して

流儀②、「家庭の事情で来月くらいに辞めさせていただきたいのですが、、」と前もって伝えてもなんかはぐらかされて辞めるタイミングを延期延期で延ばされて

流儀③、こちらが敬意を持って接していても相手が自分のことをまるで奴隷か屋敷しもべ妖精かのように扱ってきて、そもそも人間関係を構築できないのでその中に筋を通すこともできない場合




バックレて構わん!!




これがバックレの流儀だ。

この流儀に反するならそのバックレはただの一時的な現実逃避だ。すぐまた君の前に壁は立ちはだかるだろう。その度にバックレるのかい?

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