正しいという物差し
2週間くらい前のいとこの結婚式にて、
小学生の2人の少女(もちろんいとこ)がアニメ「鬼滅の刃」の動画を見せてきた。
10年くらい?前からもはやジャンプを読んでいなかった私。
その動画にあまり興味がなかったのだが、
パッと観たイメージでは
主人公が悪い鬼を退治する、いわゆる正義と悪がはっきりわかれた
ありきたりな作品だろうと思っていたら、
小4のいとこは「ただ鬼を倒すアニメちゃうで。鬼にも鬼のストーリーがあるんやで?」
と言ってきた。
この言葉をなかなか理解できない自分だったが、
ある朝テレビ番組でこのアニメの話題がされていて、
インタビューされていた方が
「このアニメは鬼にならざるを得なかったもう1つのストーリーが面白さの1つなんです」
と語っていた様子を見て、
これは見てみようと決めた。(信用しなかったいとこのCちゃんごめんね。笑)
つい先日、他人の人生を5時間聞いてその人の背景を知ると、
さらにその人を好きになるという体験をしたばかりだった。
このアニメの本質は「憎い相手の背景も見てみよう」という意味が
込められているような気がする。
立場を変えると、正しさは誤りになる場合があったり、
重要度が大から小に変わりうると思う。
今後、人との関係性を築く上で、良い方向へ導くために、
相手の立場になって考えるくせをつけ、
話を聞く姿勢をとっていく。
映画「JOKER」も同じようなストーリーだったと思うので、
借りて観てみる。
それぞれを見終えた後に、また感想を書くことにする。
PS 昨日家族で海に出かけてぼんやり景色を眺めていた。車中うるさくしていた娘が、一気に静かになり波の「ざぶーん」という音がとても大きく聞こえた。娘は何を考えていたのかな?
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