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1~2月 能登半島被災地での子ども支援報告

まちだ里山農の会会員のタカ旅人です。1月下旬~2月末まで(冬野菜の収穫は諦めて)能登半島地震の被災地支援に行って来たので、簡単に報告させてもらいます。

東日本大震災でも、女川町やいわき市で学習支援をしましたが、今回は輪島市・珠洲市・能都町などの奥能登で、子ども支援をしました。

倒壊して立入禁止の学校も多いため、例えば穴水町では穴水中学校に、小学生~高校生まで一堂に集まり、特別教室や廊下も職員室や教室として使っていました。輪島市では、小学校6校が輪島高校に集まっており、校長室には6人の校長先生がいらっしゃいました。

また、使える学校でも、校庭は地割れで使えず(↓写真)、体育館は避難所になっているため、子どもたちが身体を動かせる場所がありません。避難所では遊ぶスペースはなく、大笑いさえ許されないため、明らかにストレスが溜まっている様子でした。

そこで、空き教室やコミュティセンター内に、自由に走り回ったり、大声を出せたり、勉強に集中できたりする「子どもの居場所」が作られています。

私は、そこに文房具や教材をお届けしたり、遊び相手をしたり、勉強を教えたりしていました。

「子どもを預かってもらえると、倒壊した家の片付けも捗って助かる」と、多くの保護者から感謝されました。他にできる支援はないか?を伺うと、実は子どもが便秘になって困っているという声も。食事は配給されますが、インスタント食品が中心で野菜が少ないそうです。私も炊き出しをいただきましたが、ほぼ麺でした。

状況的に仕方のないことですが、お弁当が出ても子どもが好きな唐揚げやハンバーグはなく、ほとんど食べ残すそうです。私も登録した復興ボランティアは、現地へのアクセス問題でなかなか機能せず、道路や家屋、水道などのインフラ整備がまだまだ掛かりそうですが、これから日本の未来を築いていく子どもたちの栄養面や教育面のサポート優先度も上げてもらえることを願っています。


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