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車いすで一人暮らし②一人暮らしを決断する
こんにちは♪
車いすユーザーで一人暮らしを始めた大学生、みのりです。
前回は、一人暮らし体験ができた時のことを書きました。
今日は、一人暮らし体験を経て変わったこと、そこから一人暮らしを決断した思いを書いてみたいと思います。
自由を経験したら戻れなくなった
正直、これに尽きるかなと思います。
私は大学を卒業するまで、一人暮らしをするつもりはほとんどありませんでした。
だって、家賃は高いし、私の大好きな母のご飯が食べられない。いまする必要ってなくない?と思っていました。
しかし、一度一人暮らしで、自由という快感を経験してしまったら、もう戻れなくなってしまったのです。
すなわち、自分の不自由さに気づいてしまったということです。
私のこれまでの生活
私の家は全くと言っていいほどバリアフリーではありません。
車椅子は道幅的にトイレまで行けないし、玄関にスロープもありません。
車椅子を家の中に入れることができないので、私の移動は全て母にやってもらっていました。
そして、私は手が短いので、少し遠くのものも取ることができませんでした。
そんな中で、お母さんが起きるよりも早い時間に目を覚ましても、何もできないんですよね。飲み物はカラカラ、お手洗いに行けず、朝ご飯は食べられない。そうして起床から1時間なんてざらです。
さらに、母は時間を守ることが苦手な特性があるので、朝いつも私が「まだ~早く~」とイライラしながら出発します。
学校に遅れることもしばしば。
私は逆にせっかちな人間なので、待つ時間、動けない時間、自分が遅れて相手に迷惑をかけること、こうしたことがいつも嫌で嫌で仕方がありませんでした。
やってもらっているくせに、文句を言うな、と思う人もいるでしょう。
私も思います。
だって、実際に私は母にたくさんやってもらって、母の時間を使っているし、私が母の自由を奪っているのだから。
そうは思いつつ、いつもイライラするので、母に対して怒ってばっかりで。
母も私に怒るから、感謝の気持ちがあまり芽生えていなかったのが正直なところなのです。
結構散文になってしまいましたが、まとめると、
・家がバリアフリーでない
・母の全介助で自由がない
・そして母にも自由がない
・イライラで感謝の気持ちも生まれず
そんな悪循環に陥っていた気がします。
しかし、それが日常だったから、それを当たり前に生きてきました。
一人暮らし体験して家に戻った
1週間体験の後実家に帰ってすぐのこと。
母を待っている時間、母に対するイライラ、これまで以上に苦しく、苦しくなってしまいました。
ベッドで天井を見ながら、なぜだか、悔しさで涙が出てきました。
自分でもびっくりしました。
このとき、「私は家を出るべきだ」と確信しました。
前にも書いたけど、家賃は高いし、バイトで稼いだお金のほぼすべてが家賃に流れてしまいます。正直揺さぶられました(笑)。
でもそれ以上にイライラとお互いの自由が解放されることに価値を見出して、この決断をしました。
1人暮らしを決断して入居前にやったこと
1人暮らしは決断したものの、家族から了承を得なければなりません。
ここで喧嘩別れみたいになりたくない、お互いが納得したうえで、円満に住む場所を分けたい、そう思いました。
でも正直、父に真面目な話、父が機嫌を損ないそうな話をすることが苦手でした。
しかし、この機会にちゃんと向き合わないといけませんよね。
父が不安に思いそうなことをすべて洗い出し、どうしたら安心してもらえるか、納得してもらえるか、一生懸命考えて、プレゼンをしました。
そして無事、父に納得してもらえました。
円満に住まいを分けることができました。
次回、一人暮らしの実態
今回は一人暮らしに至った経緯を感情ベースで書いてみました。
散文お許しください(__)
次回は、自分が今どうやって生活しているのか書いてみたいと思います!
(ちなみにこの投稿をした今現在は、骨折をして実家帰省中です笑)
今一人暮らししたいけど踏み出せていない人に、これを読んで少しでも「自分でも自由になれるんだ」っていうことを届けられたら、勇気になれたらうれしいなと思って書いていきます^^
みのり
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