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#04 台風対策の感想

こんにちは!
非農家から新規就農を目指して現在研修中の22歳、
みのりです👩🏻‍🌾

8月下旬に九州を巻き込んだ台風10号。
農家になると台風は脅威だということを、身に染みて感じた。

🌀台風対策🌀

台風がくると分かってから、収穫作業そっちのけで台風対策を行った。

【単棟ハウスの場合】

単棟ハウスとは、その名の通り1棟ずつ建っているビニールハウスのことをさす。

まず必須なのはハウスのビニールの巻き上げ。

ビニールを張ったままの単棟ハウスは、めちゃめちゃ弱い。春一番とか、少し強めの風が吹いただけで、パイプがぐしゃっと潰されてしまうほどだ。

だから、単棟ハウスの場合はビニールを巻き上げて、てっぺんでまとめておく必要がある。

単棟ハウスのビニールを巻き上げるということは、

アスパラを雨にさらすということ。

それは、病害虫に犯されやすくなることを意味する。

台風が過ぎ去ったあとは、1日も早くビニールをかける必要がある。

【連棟ハウスの場合】

連棟ハウスとは、複数つながって建っているハウスのことをさす。

逆に、連棟ハウスの場合は、ビニールをしっかり閉め切り、換気扇をガンガン回して対策をする。連棟は風に強いのだ。

ただ、高温多湿を苦手とするアスパラガス。
換気機能がしっかりと備わっていないと、これもまた病害虫の被害が。

また、ハウスを黒紐でしっかりと固定し直すことで、ビニールがバタバタと煽られないようにした。

紐を大量生産!
ペットボトルに紐をくくりつけ、反対側にわたす

どちらにしろ、台風対策は一人ではできないことがよく分かった。二人以上いないと、とんでもない時間がかかるのだ。

新規就農前にとても貴重な経験をさせていただいた。

👷台風復旧作業

台風が過ぎ去ってからの復旧作業もかなり大変だった。

幸いなことに被害はなかったものの、収穫作業が約1週間ストップしてしまったため、アスパラはのび放題。正直言って、一部はジャングル状態で、通路を作って倒れる状態にするだけでも2日ほどかかってしまった。

青虫も大量発生。。。

2月以降の春芽のために、いまアスパラにたくさん光合成をして栄養を蓄えてもらう必要がある。
だから、もう終わりがけのこの時期も、毎日手入れをして風通しをよくし、薬散や堆肥撒きをしっかりしなければならない。

台風は農家にとって、本当に大変な"イベント"なのだとわかった。

それでもやっぱり農作業すきだな

って思った。

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