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「人としての気質の良さ」がある

成人の知的障害者の方の支援の仕事をしていて感じることに、彼らの「人としての良さ」があります。

人としての良さというと抽象的な表現ですが、たとえば、

・こちらが疲れていそうだと「がんばれ〜」と言ってくれる
・明るく挨拶をしてくれる
・相手に偏見を持たず受け入れてくれる、関心を持ってくれる
・ものごとに対し、真面目にコツコツ取り組む
・外見や学歴などで人を判断しない
・暑い日、ウォーターサーバーの水をコップに入れて持ってきてくれる
・ちょっとしたことでもすごく喜んでくれる
・「今夜のテレビ番組が楽しみ」「ファミレスに行くのが楽しみ」など、純粋

などなど。

もちろん、知的障害があるゆえに苦手なことや難しいこと、サポートが必要なところがあったり、障害がある方の中で、性格に問題がある人もなかにはもちろんいらっしゃいます。また、障害を持つ方のサポートの中では大変なこともあります。

でも基本的には、人として素敵なところを持った方が多いと思っています。御本人が持っているものはもちろん、親御さんの子育てやそれまでの環境、いまの環境がそういった人間性をつくっているのだろうな、と感じます。



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