2024/7/6 J3 ツエーゲン金沢 第20節 AC長野パルセイロ戦(ホーム)

前節の辛勝から1週間、連勝に繋げたいツエーゲン金沢は、AC長野パルセイロをホームに迎えての北信越ダービーです。

フォーメーション

ツエーゲン金沢

3-4-2-1
GK上田。DFは左から井上、山本、庄司。MFはボランチが大山、西谷、ウイングバックが左が石原、右が小島、シャドーが塚元、梶浦。FWがマリソン。

AC長野パルセイロ

3-4-2-1
GK松原。DFは左から杉井、工藤、大野。MFはボランチが碓井、西村、ウイングバックが左が古賀、黒石、シャドーが忽那、近藤。FWが進。

概要

試合開始早々、3分に金沢のフリーキックから庄司がヘディングで決めて先制。15分にもコーナーキックから小島が決めて2点先取し前半を終えます。

後半、長野が押し込み始めますが、74分に抜け出した梶浦を倒したファールで長野の碓井がレッドカードで退場となります。90分にまたも抜け出した梶浦からのクロスに杉浦が合わせてダメ押しゴール。試合はそのまま3-0で終了し、金沢は今季初の連勝となりました。

考察

左サイドからのビルドアップ

特に前半顕著だったのですが、左サイドでのビルドアップから崩す形がよく見られました。

井上・石原・塚元のパス交換で相手ディフェンスを食いつかせ、大山・西谷をフリーにする。大谷がいた時は右から左に展開する事が多かったので、大谷不在時の左サイドの戦い方ができてきているように感じました。

山本のポジショニング

この試合、3CBの中央に入っている山本は攻守に渡りポジショニングが冴えていました。

攻撃時は1つ前に出てパスコースを作り、ボールを受けるとパスを展開、また前線にもよく顔を出していました。

対して守備時は危険な場所を潰すポジショニングを取り続け、先読みからのパスカット、ボール奪取というシーンが頻繁に見られました。

ここ数試合、3CBの中央に入っていますが、積極的なコーチングもあり、ディフェンスリーダーとしての風格が出てきましたね。今後も守備の安定をもたらしてくれそうです。

美しい追加点

試合終了間際にカウンターから3点目を取りましたが、その流れが非常に素晴らしいかったですね。

ボール奪取からの抜け出した梶浦のドリブル、クロス、杉浦の左足のシュート、どれも完璧でした。美しい。1つ1つのプレーが噛み合って1つのゴールになる、この瞬間を観るためにスタジアムに来てるんだなと実感しました。

にしてもその前のレッドカードのシーンといい、この日も梶浦はキレキレでしたね。本当にスペシャルな選手です。

MVP

山本です。
先ほども書きましたがポジショニングが抜群でしたね。山本のボール奪取に何度助けられた事か。得点といったわかりやすい結果はありませんでしたが、自分的には文句なしでした。このままこのクオリティを維持していって欲しいですね。

あとはカードもらわないように注意してくれれば。

その他

生DOGSO

74分のレッドカードのシーンですが、非常にわかりやすいDOGSOでした。

DOGSOとは「決定的な得点機会の阻止」の事で、4つの要件を満たしたファールがされた時に原則レッドカードが提示されます。ここ数年で結構有名になりましたね。

今回のファールは1.ゴールまでの距離、2.プレーの向き、3.ディフェンダーの人数、4.ボールのコントロールの4要件全てがわかりやすく満たしていました。教科書のようなDOGSOでしたね。

実は生でDOGSOを観たのが初めてでした。なので発生した瞬間、思わず「ドグソ!ドグソ!」と叫んでしまってました。迷惑なサポーターですね。

初のナイトゲーム

この日は新スタジアムで迎える初めてのナイトゲーム、ハーフタイムにはオタ芸、試合終了後にはドローンショーと夜にちなんだイベントもありでなかなかの盛り上がりでした。

ツエーゲンはこういうイベントがある日は大概負けちゃうという謎のジンクスがありましたが無事勝利したのでひと安心でした。

にしても今度の年一のトンチキ企画がサ活らしいので、いつものように「さすが我がチーム、企画がくるってやがるぜ」となりました。今年もいろいろ期待できそうですね。

次節

次の試合は7/14、アウェイでのFC今治との試合です。夏の移籍解禁後初の試合という事で新加入の平、西谷和、熊谷の出場はあるのか、楽しみな試合です。

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