アシュタンガヨガの好きなところ

かれこれ15年くらいアシュタンガヨガを練習しています。
(ずっとコツコツ、ではなく、全然やってない期間も含めて)

アシュタンガヨガをやっている、と言うと、ヨガやってない人にはマニアックだし、知っている人には「あのハードなやつ!」と言われがちです。が、実態はそうハードでもないと思っています。そんなアシュタンガヨガのどこが好きかを書いてみます。

アシュタンガヨガの特徴

ポーズの順番がすべて決まっていて、流れるように次から次へとポーズを取っていきます。一つの姿勢でキープするのは基本的に5呼吸まで。次のポーズに入るための動作も決まっています。ずっと動き続けている感じになるので、そこが「ハードなやつ」と思われるゆえんかも。

しかし、実はみんなが同じポーズを取っているわけではないのです。
まず、一つのポーズについて、まだ体が硬くてここまでしか手が届かない、という人にはこのポジション、という代替案が用意されています。
また、初心者は最初の太陽礼拝というポーズを教えてもらうところから始まり、先生が「次のポーズに進んでも良いな」と判断したら、次のポーズをもらう仕組みです。なので、初心者だと数ポーズで練習が終わります。長年練習していて、セカンドシリーズ、サードシリーズ、までポーズが進んでいる方だと、練習するのに2時間半以上かかったり、するみたいです。

※この伝統的なルールは、マイソールスタイルのクラスでのお話しです。ポーズの順番が決まっているので、各自が自分のペースで練習を始めて、先生はスタジオ全体を見ながら、必要なアジャストを入れていく、というスタイルです。これ以外のクラスでは、カウントに合わせてみんなで一斉にポーズを取っていくので、まだもらっていないポーズでもある程度進むクラスもあります。

アシュタンガヨガの好きなところ

1.じっとしている時間が短い

待つのが苦手タイプの人間なので、フローが決まっていて次々ポーズを変えていく、というスタイルが合っています。

2.フレックスタイムで練習が始められる

マイソールクラスで練習するときは、「うっかり寝坊した!遅刻!」と思っても、自分の時間で練習を始めることができるので、すべてをあきらめなくて大丈夫です。

3.自分の状況に合わせて練習をアジャストできる

上記みたいに時間がない!というとき、次の予定があったりするときは、太陽礼拝だけで終わる、とかその次のスタンディングポーズまでで終わる、とかもフレキシブルに決められます。

4.ねじりまくるので体調が良い

肩こりは、おかげでだいぶ防げています。あと、おなかからひねるので内蔵にも刺激が行って、調子が良いなと感じています。

5.出来なかったことができるようになる

最初「ありえない…」と思っていたポーズが出来るようになると、めちゃくちゃ嬉しいです。大人になって「明らかに成長した」と思える機会はなかなかないので。

マリーチアサナD、ヘッドスタンディング、バックベンド(ブリッジ)、ドロップバック(立った状態からブリッジに降りる)ができたときは格別でしたね~。
しかし、一度できたからと言って永久にできるわけではないという厳しさも。

6.どこのスタジオでも練習ができる

ポーズの順番が世界中で同じなので、大阪出張でも、シドニー出張でも、マイソールをやっているヨガスタジオを探して、朝練することができます。(フロリダ出張のときはヨガスタジオまで車しか交通手段がなくて諦めたけれど)
世界中の認定講師を見つけるサイトもあるので、どのスタジオに行けば良いか悩むときに参考になります。
https://sharathyogacentre.com/asia/

7.家でも練習できる

強い意志さえあれば、家で同じ練習ができます。私は家ではスタンディングポーズまでしかやれないタイプでしたが、昨今のオンラインクラスのおかげで、(起きれた日には)先生のカウントで練習できるようになりました。

8.呼吸が楽になる

流れるようにポーズを取りつつも、一番大事なのは呼吸!という教えなので、呼吸が苦しくなるならポーズがきつすぎるのでゆるめます。
昔は、5カウントで呼吸していても何かつかえるような感じがしていて、先生に相談したりしていましたが、いつのまにやら気にならなくなりました。

さいごに

良くこんなに長く続けているな~と思いますが、練習をさぼってデスクワークを続けていると、てきめんに体が不調になるのでやめられない、というのはあります。練習すれば、終わったあと必ずすっきりする、っていう確信があるし。
みなさまも、もし、チャレンジする機会がありましたら是非!

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