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【学校創り日誌11】私が支えたい2つの「子どもたち」

事業計画ねりねりしては行き詰まっている、えりです。
今日のテーマは「ターゲット」。

誰を対象に学校を開くか、ですね。
(今の計画では「学校」ではなく「施設」になるのだけど…)

これが。
私の軸は変わらないのに、言語化するとブレブレになる原因の一つです。
なので思い切ってまとめることにします。

英語を学ぶ日本由来の子どもたち

これはインターに通う子どもたちの中の、英語が外国語にあたる日本由来の子どもたちです。
(由来、とするのは日本人家庭だけでなく国際結婚家庭や外国人家庭にも、日本生まれや日本育ち、日本語のみ使用などの場合があるから)

日本語教師として、「ここは英語の学校だから日本語は一切禁止」というよりも「日本人の先生には日本語を、英語の先生には英語を。必要に応じて他の言語も」という環境になれさせてあげたいと思うのです。
それが、社会で良く見られる姿だから。

TPO(Time, Place, Occasion)をわきまえた態度や服装を!
なんて小学校で習いますが、言語に関しても同じだと思うのです。
Thinking, People, Objectives のTPO。
Thinking よりはFeeling ?もっとふさわしいものがあれば追記しよう。

そして何より、日本由来である誇りを持ってほしい。
日本語の奥ゆかしさ、思いやり、言葉に含まれる文化や奥行き。
自然とともに生き、知恵と工夫で発展し、遊び心も忘れない日本の伝統文化。

グローバルでグローカルな教育を目指したいのです。

日本語を学ぶ外国由来の子どもたち

グローバルでグローカルな教育。

グローバルでグローカルな社会。

外国由来の子どもたちはその社会からは切っても切り離せません。

上記の「日本由来の子どもたち」とは全く180度の角度からのアプローチになりますが、求めるものは同じです。
今を生きるためには、日本語を学ぶ必要がある。
未来を生きるために、英語も学ばねばならない。

「ねばならない」に追われた子どもたちは、学校や環境によっては自分の母語母文化の必要性を見失ってしまう。 

でも、あなたがあなたであること、外国にルーツがあることを誇りに思ってほしい。
そしてあなたと、あなたのルーツは、言語や文化で結ばれていることを知ってほしい。

こちらの団体が言うように、「多様性が豊かさとなる未来」を私も応援したい。
そのために日本語教育はもちろん、母語継承語を支える何かをしたい。

そう考えた時に、「インターナショナルスクール」という形態をうまく使えないかと考えているのです。

ひっくるめていうなら「社会を担う子どもたち」

全く別角度の、別次元の子どもたちを相手にするようですが、共通点はあります。
どちらも、社会を担う子どもたちです。
未来を紡ぐ子どもたちです。

その子どもたちが、言語や文化の違いからいがみ合い、奪い合い、争うようではいけない。
言語や文化の違いに悩み、自分を諦めたり傷つけるようなことがあってはいけない。

個々ができること、支え合えることは何かを常に模索し、未来を見据え、1日でも多く笑顔でいれるよう教育を施すこと。

その練習のための小さな社会を創りたい。

だから、進むのです。
1歩ずつでも。
2歩下がっても。さらに3歩先へ進めるように。

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