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日本茶インストラクターが教える二層の「日本茶ラテ」の作り方

7月に「日本茶ツートンラテ」を作るワークショップを行いました。よくSNSなどでもきれいな二層に分かれたラテを目にすると思います。作り方は意外と簡単。ワークショップでも皆さん一回目で"きれいな二層”に成功していました◎

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ラテが二層に分かれる理由

ちなみに、そもそもなぜ二層に分かれるのか。疑問に思いませんか?

それは、牛乳とソース(日本茶やコーヒーで作る部分)の液体の比重が異なるからです。比重が軽い方が上、重いほうが下、になるという原理です。

※比重とは同じ体積における質量の違いです。水に対して何倍か、の数値で表します。

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二層を確実かつ簡単に作りたい時はこの比重の差をより大きくすれば良いので、牛乳にガムシロップなどで甘みを入れるのがおすすめです。

無糖のラテが好きな方もいらっしゃると思うので、甘さを足すかどうかはお好みで調整してみてくださいね。(甘みが全く入っていなくても二層は作れます◎)

ラテづくりに必要な道具

用意するものは以下です。

道具編

・片口などソースを作るための器
・茶筅(またはマドラー) ※混ぜられるならなんでもOK
・グラス
・スケール
・ティースプーン
・茶こし ※あれば、でOK

材料編

・牛乳 150ml
・氷 ※グラスいっぱい分
・バニラシロップまたはガムシロップ 5-10ml ※入れる入れない、分量はお好みで
・粉末茶 1.5g(粉末煎茶/粉末ほうじ茶どちらでも◎)
・熱湯 30ml
※ホットの場合も同じ分量で作れます

二層のラテの作り方

【手順1】
片口などのうつわに粉末茶1.5g(小さじ1)を入れ(※)、そこに熱湯30mlを注ぎ茶筅で点てる(ダマがなく混ざればOK)
※粉末茶をそのまま使用しても作れますが、茶こしで漉してから点てるとよりダマになりにくくなります。

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【手順2】
いっぱいの氷が入ったグラスに、牛乳150mlとバニラシロップ(※)5〜10mlを入れる

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【手順3】
【2】に【1】を注ぐ。飛び出ている氷の上にゆっくり乗せるように注ぐと綺麗な2層になります

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なお、ホットの場合も材料と分量は同じです。
牛乳150mlにバニラシロップ5〜10mlを入れて温めたものと、①を混ぜれば完成です。

ワークショップで使用したアイテム

なお、ワークショップで使用したアイテムはこちらからご購入いただけます。美濃加茂茶舗の粉末茶を使って、本格的な味わいと香りを味わってください。

▼粉末煎茶/粉末ほうじ茶/粉末和紅茶

▼片口の代わりに使った宝瓶(ほうひん:取っ手のない急須)

▼ソースをダマなく混ぜるために使った茶筅

ワークショップでは、皆さまに煎茶ラテとほうじ茶ラテの好きな方を選んでいただきました。実際にご自身で計量し、ソースを作り、牛乳にソースをかけて完成させるところまでやっていただきました。


皆さまとってもきれいなツートンラテができていました!ぜひご自宅でもやってみてほしいです。

この記事を読んでご興味を持っていただけた方は、粉末茶と黒茶筅のお得なセットもご用意しているのでオンラインショップの方を覗いてみてくださいませ。

次回の日本茶と器を楽しむワークショップは8/1(土)※終了しました

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次回のエイトタウンでのワークショップは8/1(土)10時半〜12時です。今週末です。まだ少しお席に余裕がございます。(名古屋市/鶴舞駅近く)

テーマは「夏にぴったり!冷茶を楽しむ日本茶ワークショップ」。夏ならではの日本茶の飲み方、アレンジレシピなどをお伝えします。一緒に作ってみましょう。
※終了しました。お越しいただいた皆さま、ご参加ありがとうございました。

淹れる温度、待ち時間によって味と香りが変化するのが日本茶の面白さ。今回は、暑い夏にぴったりの”水出し煎茶”や氷の入ったグラスに熱々のお湯を注いで急冷する”オンザロック”の淹れ方と、味と香りの違いを体験します!

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上記からお申し込みいただくか、美濃加茂茶舗のSNSにDMをいただければと思います。お待ちしております🍵

※感染対策にご協力いただき、いつもありがとうございます。


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《美濃加茂茶舗メンバー》
講師:伊藤(日本茶インストラクター)
TEXT:松下(日本茶アドバイザー)





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