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これからの学校・教育にとって、大切なことは?

情報化社会が進み、AIも発達し、目まぐるしく社会の状況が変わっていく中で、依然として変わっていくことが難しいものの一つが、学校教育かもしれません。 そんな中、これからの学校・教育はどうあったらいいのでしょうか? 

コクレオの森では、私たちが考える「21世紀の学びのカタチ」を書籍「みんなで創るミライの学校」にまとめました。 今回、その本の出版記念として「これからの学校・教育のかたち」について考えるダイアローグのイベントをOBPアカデミアさんと開催したところ、学校の先生や、会社員の方、カウンセラーの方など、31名の方々がご参加くださり、熱く語り合う時間となりました。 

初めに、コクレオの森がなぜ市民で学校を立ち上げて運営していきているのか、新著「みんなで創るミライの学校」にはどんなことが書いてあるのかを、藤田と守安からお話させていただきました。 

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 日本の学校制度の基礎は、明治時代に作られ、今まで続いてきていますが、その基本的なカタチというものは、そんなに変わってきているわけではありません。その根本には、子ども一人ひとりの成長というよりは、産業社会や国際社会で通用する人を育む、あるいは受験の競争に必要な「学力」を詰め込むことを目指してきた経緯があると思います。 

 教育のあり方には、その国の社会のあり方が縮図として表れてくると思います。 私たちは、より豊かであること、国際社会で存在感を発揮すること、偏差値が高いとされている大学などに進学することなどが、幸せにつながると信じ、そこになんとか辿りつきたいと考え、そのための教育を行ってきました。 

けれども、年々、社会も学校教育現場も、さまざまな問題を抱えるようになっています。いじめ、不登校なども増え、子ども・若者の自殺率も高く、その理由の大半は、とても残念なことに「学校問題」にあると報告されています。 社会のあり方が、学校のあり方を作っているのであれば、学校が変われば社会が変わっていくとも言えます。 

 今回は、参加者のみなさんと一緒に、「これからの学校・教育のかたち」について対話をしていきました。 

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「これからの学校・教育のかたち」をお題に、いろんな立場を越えて対話して出てきたキーワードは、 「大人が楽しむ。大人が本音で話せる。  先生だけに押し付けない。チーム学校!  子どもも大人も対等な場。   共通理解をするためには、教員同士の対話が必要。   脱学校。正解のないことも多い。  社会を創るには、まず学校から。」 などでした。 

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 みなさんの発表を聴きながら、みんな本当は、本質的なことに気付いているんだな~とつくづく思いました。 

だとすれば、大切なことは、次の具体的な一歩を踏み出すこと。 何をどうすればいいのか、それぞれの人がそれぞれの立場で、自分にできることを引き受けていければと思います。 コクレオの森としては、2校目を里山地域で創りたい!!という思いもあるため、里山地域で「みんなで創るミライの学校」について語り合う里山ダイアローグを開催します。https://www.facebook.com/events/1082736212065655/          ご関心のある方は、ぜひ!!

一つひとつ積み重ねながら、みなさんと一緒にミライを創って行ければと思います。 ぜひ、一緒に活動したいという方は、お声かけください!!!


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