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お腹に赤ちゃんがいるおかあさんへ


妊娠中に新型コロナウイルスに感染しちゃったら、
お母さん自身はどうなるのか、
なにより赤ちゃんへの影響はあるのか、
どうやって気をつければいいのか、
気になることはたくさんあるよね。

お腹に赤ちゃんがいるお母さんのための情報をまとめてみたよ。

▼お母さんへの影響
2月12日時点での報告では、
中国の武漢市内で
妊娠後期に新型コロナウイルスにかかった
妊婦さん9人の解析をしたけど、
治るまでの流れや重症度は、
妊娠していないほかの人と変わらなかったんだ。

だから、妊婦さんが新型コロナウイルスにかかったからといって、
ほかの人より重症化しちゃう、といった報告はまだないよ。

でもね、一般的には、
妊婦さんが肺炎を起こすと、
ほかの人と比べて、重症化する可能性があると言われているんだ。
お腹が圧迫されることによって、
呼吸が浅くなったり、
血のめぐりが悪くなったりしちゃうからね。


▼赤ちゃんへの影響
赤ちゃんへの影響については
まだわかっていないんだ。
現時点では、
新型コロナウイルスの影響で
障害をもった赤ちゃんが生まれた、という報告はないよ

そうはいっても、不安だし、怖いよね。


だから、
まずなにより大切なのは、

お母さんが感染しないこと。

そのためにお母さんができることはなんだろう。

▼感染しないために

簡単だけど、ちゃんと効果があるのは、
人混みを避けること。
こまめに手洗いをすること。
ごはん前とかおでかけから帰ってきたあとは必ずしよう。

新型コロナウイルスには
アルコール消毒も有効ってことが分かっているから、
こまめに手を消毒することも効果的だね。

▼感染の可能性があるとき
一般の人は、
身体のだるさや37.5℃以上の発熱が4日以上続いたら、
受診を検討するようにって厚労省が言ってるんだけど、
妊婦さんの場合、リスクを考慮して、
2日でも症状が続けば受診を検討してね、となっているよ。

でもね、そういう症状があっても、
すぐに病院に行くんじゃなくて、
まずは「帰国者・接触者相談センター」に相談しよう。
最初から医療機関を受診するのは、
ほかの人にうつしちゃうリスクもあるし、
なによりお母さんと赤ちゃん自身の安全のためにも控えようね。

まずは受診をしていいのか、
するとしたらどこに行けばいいのかを
「帰国者・接触者相談センター」に相談しよう。


妊娠初期・中期であれば、
妊婦検診を1~2週遅らせることも検討してもいいかもね。
まずは主治医の先生に相談しよう。

妊娠後期の感染であれば、
出産のときもほかの患者さんに感染させないよう、
受け入れ可能な施設での分娩を行うよ。


▼お母さんへ
新型コロナウイルスが妊婦さんや赤ちゃんに与える影響は
まだはっきりしない部分も多いから、
不安になっちゃうこともあるよね。

なにより大切なことは、
感染予防のために

お母さんに今できる必要最低限のことをすること。
そして不安なときは「帰国者・接触者相談センター」や主治医の先生、お父さんに相談しよう。


大丈夫。


厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html
日本産婦人科感染症学会
http://jsidog.kenkyuukai.jp/information/information_detail.asp?id=101358

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