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僕が自殺対策しようと思ったきっかけ

僕の友人が自殺した。

僕はシェアハウスに住んでいるのだが、一緒に住んでいた女性が自殺したのだ。

友達と呼ぶには遠く、他人と呼ぶのも違うそんな人だった。

その人は、本当に無口な方だった。
なにも話さなかった。ただ、よく癇癪を起こす人だなと思ったし
奇声もあげる方でみんながきみ悪がっていた。

今思えば、自然な反応だったんだと思う。
自分の中で処理しきれないことがあったら心の負担を少しでも和らげるために奇声をあげる。癇癪を起こす。
無口だったら話をもっと聞いてあげたらよかったと思う。
彼女と一緒にシェアハウスに住んだ時間は半年ほどだけでほとんど交流がなかった。
あるとしたら、今日もかわいいねと冗談でいったりした時に
にこっ笑う。
その時の笑顔が好きだった。

その子は、とても勉強熱心な人だった。多言語を流暢にはなし
デザインや編み物を好む繊細や一面があった。

もっと、話をしたかった。
自殺するまで、僕は、彼女の仕事や経済状況、家族、趣味など知らないことが多過ぎた。

デザインや編み物が好きだったんだなと思ったのは、遺品を見たからわかったことで
生きているうちにわかったことじゃない。

だから、何が好きで
なにをこまっていて
どうしてほしいなど
もっとなんでもいいから会話したかった

今日の天気の話でもいいから

彼女で僕の周りで自殺した人は3人になった。

彼女が自殺して僕は、いままで僕の周りで自殺した人たちのことを強く思い出すことになった。

6年前のすごくすごく大切な友人の自殺を強く思い出した。

彼はよく話すほうだった。
いつもおちゃらけていて
元気いっぱいだった。

でも、作っていたのかもしれない
振る舞っていたのかもしれない。
いまならそう思う。

すごく仲がよかったからもっと話しておけばよかった。

でも、その時の僕の心が未熟すぎたのだ。
その人の心を救うことなど到底できなかっただろう。

今、思い出すだけでも心が締め付けられる。

最近会ってチキン南蛮を一緒に食べた彼もそうだった
ロードバイクが大好きで日本を一周中だった。

彼は、今はもう死んでしまったのに

ロードバイクに乗って、後ろ姿がそっくりだと
あれ!?生きてた!?と思ってしまう。

生きてるわけないのに。

彼はもう生きていない。
彼が生きていた価値を僕が証明したい。

僕にあずけられたバトンを繋いでいきたい。

もうこんなにも悲しいことがおきないように、もう、人が自殺しないうに。

きっとだれにも言えない孤独か
家族のことかわからないけど

深く深くなやんでいたんだと思う。

もうすぐ学校も卒業だったのに。
デザインの学校に一緒に通っていたけど
彼は、いつも言ってた

デザイナーにはなりたくないって

もっとその時に相談にのればよかった。

もう後悔はしたくない。
だから、僕は自殺対策NPOみんなの家でたくさん相談するよ。
たくさんたくさん人の心を救おうと思う。

チャーリーさん。
大好き。
天国で幸せに暮らして僕の活動を天国から見ていてほしい。


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