サービス業の年末年始の話
◆2020年お疲れ様でした
2020.12.29
今日が仕事納めだったという方も多いのではないでしょうか?
今年もお疲れ様でした。今朝パートナーを駅まで送る時、
「あ、こんなに人いないんだ」と感じました。
パートナーも今日は会社が有給消化推奨日だったそうで、
出社している方は半分くらいだったと教えてくれました。
◆私の年末の経験
お話ししたいのは、休職前の私の「仕事納め」の話です。
私は19歳の時から飲食チェーン店で働いていました。ですので、
あまり”年末年始はお休み”という概念がありません。
むしろ繁忙期となるので、忙しい日々です。
クリスマスくらいから、成人式が終えるくらいまでは、
現場は厳しい人手不足でした。
それでも毎年乗り切れたのは一緒に働いてくれる従業員が
いてくれたからだと思います。
年を越すその瞬間、一緒に働いてくれる従業員が頑張る姿をみると
毎年感謝の気持ちにいっぱいになりました。
でもその帰り道、普段より静かな町並みがなんとなく侘しくて、
疲れ切った体を引きづりながら帰って、カップ蕎麦を食べました。
◆業界や組織が解決のための優先順位をあげて欲しい
休職してみて思ったことは、
「サービス業に携わる雇われ者の立場の弱さ」です。
コンビニオーナーが24時間営業や店舗の休みをめぐり本社と
争った話など大きく報道されましたが、同じような問題がどの
サービス業にも言えると思います。
現場の人間は、好き勝手に営業時間をコントロールする
権利がないことがほとんど。通常より忙しいにもかかわらず、
人員は不足する。お客さんとのトラブルの確率もあがり、
精神的なストレスも大きくなる経験をしてきました。
”人員不足”は現場の責任にされやすい問題です。
私は現場の努力不足で終わらせてほしくないと思います。
◆全ての人に「おつかれさまです」を伝えたい
昨日、営業時間ギリギリのヤマト運輸の営業所を尋ねました。
私の前のお婆さんが手続きにてこずっていたみたいで、
20分ほど待たされました。そのことを気にしてか、従業員さんは
私が帰る時「おまたせして、申し訳ございませんでした」
と声をかけてくださりました。
その時私は何気なく使っているサービスも、それを支える人が
いることを思い出しました。はずかしながら、この1年
休んでいたせいで、そのことを忘れかけていました。
この後、年末年始にかけて働く方々が日本中に
たくさんいらっしゃいます。
みなさんに「おつかれさまです。ありがとうございます」を
伝えたいなと思いました。
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