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それでもやっぱり転職したい人の戦略的就活論



●まずは転職理由を明確にする!


あなたはどうして転職したいのか?何より先にまずこの点をクリアにするのが、転職活動をスムーズに進めるために不可欠です。

待遇が不満?それとも忙しすぎて有給休暇が取れない?それとも上司や同僚との人間関係がうまく行っていない?

それらは仕事環境を変える事で改善できないものものなのか?今一度じっくり掘り下げてみる必要があります。今あなたがぶち当たっている問題が環境要因ではない場合、運良く転職できてもまた同じ壁にぶつかる可能性があります。転職を繰り返した挙句、新採用で入社した会社よりもっと待遇が悪くなる可能性だってあります。人事異動の希望は出してみましたか?話し合いで解決する余地は無いのですか?


それでも、今の現状を変えたいと覚悟を決めたのなら、さぁ!迷っている時間はありません。すぐに転職活動をスタートさせましょう!

1.まずは自己分析から


ズバリあなたの強みは何なのか?転職先にアピールできるストロングポイントは何なのか?まずはここから掘り下げていきます。

・資料集めやデータ整理などコツコツと地道に作業を進め、計画的に仕事を進める事ができる。

・協調性があり、チームで協力して仕事が進められる。

・社交的で初対面でも物怖じせず、人と話す事が好きで営業でナンバーワンになった。

・人間関係をうまく調整してチームを取りまとめ、チーム目標を達成してきた経験がある。

・人の先頭に立つのは苦手だけれど、縁の下の力持ちとしてチームの役に立つのが好き。

・突発的なトラブルに強く、臨機応変に物事に対処できるので、お客様のクレーム対応が得意。

ノートを用意したら、会社ごとのエピソードとこれまでの業績、達成してきた目標を書いていきましょう。ここまで整理しておくと面接でもスムーズに答えられるはずです。いくら完璧な履歴書を書いても、自分のストロングポイントを把握できていないと自信を持ってあなたのストーリーを人に伝える事ができません。

2.経歴の棚卸しからスタート!


●仕事探しはIndeed!


このフレーズは誰もが知っていると思いますが、Indeedは世界ナンバーワンの求人検索サイト。求人広告を出す側も求人に応募する側も無料で登録できるため、最も検索範囲が広い転職エージェントと言えます。

まずは、登録してIndeed履歴書を作ってみましょう。手書きの履歴書だといつかいつかと思いながら、なかなか着手できないもの。Web履歴書はお手持ちのスマートフォンから入力作業が進められるので効率的に履歴書の下書きを作る事ができます。

●学歴の棚卸し

マイナビ転職の入学・卒業年度自動計算表がおすすめです。自分の生年月日を入力するだけで、小学校入学式から大学卒業までの学歴を出してくれます。あなたはIndeed履歴書に入力するだけです!

●スキルの棚卸し


国家資格・民間資格を問わず、ご自身の培ってきたスキルのすべてを洗い出します。事務系の職種であれば、自動車運転免許はもとより、パソコンの検定資格や秘書検定、簿記検定、ビジネスマナー検定など転職に有利になりそうな資格はもらさず書いてください。

資格がありすぎて、書く欄が足りない場合は、今回応募する職種に役立つ資格だけをピックアップします。人事担当者は何枚もの応募者の履歴書に目を通していますから、瞬時にあなたの魅力を伝えるにはどうすればいいのか戦略を練りましょう!

●いよいよ職歴の棚卸し!


いよいよ職務経歴を書きます。ここからが本題と言って良いですね。先ほど自分のストロングポイントを整理した内容が生きてきます。在籍していた会社での一番の業績などをわかりやすく簡潔にまとめます。業界用語は使わず、一般的な言葉で書きます。

●大切なのは採用側の目線


履歴書やカバーレターを書く際に注意したいのが、独りよがりになってはいけないという点です。例えば、片想いの人にラブレターを書くとします。あなたが好きです!付き合ってください。というだけでは告白された相手も一体、自分のどこを好きになったのか図りかねてしまいますよね。

まずは落ち着いて相手の好みをリサーチ。私を採用すると会社にとって、このようなメリットがあります。と企業側にアピールできる内容にする必要があります。志望動機はコピペは厳禁。自分の言葉で丁寧に書く事が大切ですね。

写真欄も重要なポイント。可能であれば、フォトプリントの証明写真ではなく写真館で撮影すると画像処理もしてくれます。やはり第一印象は重要なポイント!人事担当者からのあなたの印象がアップする事間違いなしです。

3.気になる企業のリストアップ


応募したい企業は先のIndeedで検索、絞り込みが簡単です。求職する側も募集する側も登録無料だから、かなりの確率で応募したい企業にリーチできるでしょう。

●求人広告の見方


仕事内容や勤務時間、給与など確認するのはもちろんてすが、応募資格があるか?ここがキーポイントになります。ご自身のスキルや経歴を棚卸ししてきた下準備がここで役に立ちますね。例えば、ホテルのフロント業務でこのような応募資格だったとします。

応募資格
* 日本語が話せる方
* 接客業の経験がある方
* 優れたコミュニケーションスキル
* 接客業の好きな方
* 臨機応変な対応ができる方
* 英語・中国語ができる方歓迎

必須条件にプラスしての、この歓迎というワードがキーポイントですね。プラスアルファの採用条件となりますので、なくても応募は可能てすが、もし経験や資格ありの場合、他の応募者に大幅に差をつける事ができる訳です。

気になる企業はフォローしておき、新着求人は逃さずチェックしておきます。人気の職種は一定の応募者数に達すると急に掲載を終了する事がありますので、ご注意!

●応募資格がないのに気になる企業があるなら


会社が終わってから、または土日祝日にスクールに通ってスキルアップしてみるのはどうでしょうか?転職の場合、面接で何故、転職したいのか絶対と言って良いほど聞かれます。休日に遊ばず資格取得のため勉強していたとなれば、そのモチベーションの高さを採用担当者に強烈にアピールできること間違いなしです。

●今は求人広告を出していない会社でもあきらめないで


その会社のウェブサイトに求人情報の出している事もあります。どうしても入りたい会社だったら、つねにフォローアップし、スキルや経歴の準備ができたらラブレターを書くのです。私も実は求人広告の掲載終了期限が目前だったのにもかかわらず、必死でカバーレターを書き、前から準備していた英語バージョンの履歴書、いわゆるCVを企業の問い合わせメールで直接送って、熱意が通じ採用された経験があります。

●まとめ

日本でも終身雇用は過去のものとなりつつあるこの令和で、心身を病んだり病気になってまで無理して働き続ける必要はないと思います。人事異動を願い出たり、待遇改善を交渉しても何も現状が変わらない。そのような時はいろいろなリスクを踏まえつつ、戦略的に転職活動をするべきと思います。あなたの転職がうまくいきますように!幸運を祈っています。

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