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Destiny (新ドラマ) ep1 ”ずっ友だよ”は事件のフラグ

「ずっと友達でいようね」
ってなことを、小学校が終わったら言ってはいけません。なぜなら、なんらかの事件に巻き込まれてしまうフラグだから…。

テレビ朝日で始まった新ドラマ"Destiny"は、大学時代の友人同士が、ある事件をきっかけにバラバラになり、13年の時を経て再開した時、その事件の真相と向き合う…というお話。

これだけ聞くと、なんとなく、同じテレビ朝日の”愛しい嘘〜優しい闇〜”とか、”リバース”(こちらはTBS)なんかを思い浮かべます。
愛しい嘘〜はかなりハマった覚えがあります。(ベタだけど、面白かった!)

こんな風に、学生時代に仲が良かった友人同士が、小さな嘘や秘密を持ったまま別れてしまう。そして、大人になって再会した時、事件となって彼らに降りかかる…というモチーフはよくあります。

 Destinyはそのモチーフを使って、どんな風に新しいお話を展開させてくれるのか楽しみです。

主演の石原さとみ演じる奏が検事ということで、リーガルものと恋愛ものがミックスされたミステリーになるようです。

Destiny の意味は、運命・宿命

以下、ネタバレ含まれます。


初回の気になるポイント


公式相関図にあること以外、新しい情報は少なかったと思われる第一話。

事件のカギとなる5人の信濃大学法学部の同級生
西村奏(石原さとみ) 現在は横浜地検検事 学生時代は真樹と付き合っていた
野木真樹(亀梨和也) ある事件以来行方知れずだったが、13年後、奏の恋人(医師)の病院に救急搬送されてくる
及川カオリ(田中みな実) 大学時代に事故で亡くなる。
森 知美(宮澤エマ) 現在の所在は不明
梅田祐希(矢本悠馬) 現在の所在は不明

詳しくは公式相関図へ


気になるポイント1 奏の父の死の真相

奏の父英介は、東京地検の検事。奏が15歳の時に自殺で亡くなっています。しかし、どうやら真相は”殺された”らしい。そのことを知るのは、知美とカオリだけで、奏自身も知らない様子。

英介の死にまつわる記事には、”汚職事件 検事でっちあげ” の見出しがついていました。
なんらかの汚職事件に検事として関わっていた英介は、それを握り潰そうとする勢力によって消されてしまった、ということなのでしょうか。

奏の父が”殺された”ことを知ったカオリは、真樹に忠告します。
”奏のパパは殺された。ーーーだから、奏と真樹は付き合っちゃダメなんだよ”と。

途中、何を伝えたのかは初回ではわからないのですが、この言い方から考えるに、奏の父が殺されたことに、真樹がなんらかの形で関わっているから、”奏と真樹は”付き合わない方が良いということだと思われます。

そこで気になるのが、真樹の父 野木浩一郎(中村トオル)。
こちらは弁護士。
いかにも、なんかやってそうwな、不穏な空気を纏わせての登場。英介が担当していた汚職事件の担当弁護士…だったりするのか?

もしそうなのだとすると、奏にとって真樹は、父の仇の息子。ロミオとジュリエット的な構図になるのか。

謎1:知美が調べてわかるようなことが、真相を知りたくて検事になった奏が知らないってことあるだろうか…。自分の父の死の真相についてはきっと調べ尽くしたと思うのだけれど。少なくとも、現役検事になった今は、知美が調べられた程度のことは知っていてもおかしくないと思うのですが…。

謎2:父の死を発見した15歳の奏。登校のために朝家を出て、胸騒ぎがして引き返すまでの間に、父は亡くなっていました。通学にどれほどかけていたか不明ですが、せいぜい30分ぐらいの間の出来事ではないかと。
殺された…というのが直接手を下されたということだとしたら、だいぶ手際の良い犯行。
もしくは、英介が自身で死を選ばざるをえない状況に意図的に陥れられていた、という意味での”殺された”なのでしょうか。
ついでに言うと、奏のお母さん、初回では出てこなかったけれど、何をしているのか気になります。


気になるポイント2 真樹の罪ふたつ

ひとつめ
カオリは、忠告の後、なんでそんなに思い詰めたのか、車に同乗させた真樹を道連れに心中しようとします。(一番ほしいものを手に入れたかったってだけなの?)

結局、車を運転していたカオリは亡くなり、真樹はかろうじて生き延びる。カオリの葬式に現れた真樹は、奏に「ごめん、俺がカオリをーーー」と伝えます。
奏には聞こえていないけれど、”殺した”と言っているのは間違いないかと思います。

さて本当に、真樹はカオリを殺したのか。
自分の言葉や態度のせいで、カオリが暴走してしまったという贖罪の気持ちから言っていることも考えられるので、現状真相はわかりません。
ただ、真相がどうであれ、真樹の父浩一郎が握りつぶした感は漂っておりました。一介の弁護士ではできない所業ですよね…。

ふたつめ
物語冒頭、奏が検事として真樹と対峙するシーンがあります。
真樹に会う前に、奏が尋問のシミュレーションをするのですが、そこでは「現住建造物等放火と言う罪で逮捕されました」と言っています。
今後、放火の罪で真樹は逮捕されるということか。
イメージ映像の中に、火事のシーンもありましたし。誰の家に火をつけたのか、というのもポイントになりそうです。


ただの感想


学生時代の、地味ダサ石原さとみがとにかく可愛い。

学生時代と13年後のビジュアルが全く変わっていない、亀梨和也。階段から落ちた拍子に過去から未来にとばされた、タイムスリップものになるのかと思ったよ。

宮澤エマの8割の役は、なんだかいつも訳知り顔。

矢本くん、ただの賑やかしに見えて、実は事件の核心にいたら面白い。

田中みな実はみんなのみな実健在だった。

ミステリーにおける中村トオルはたいてい犯人説…を利用したミスリードかもしれない。

悪くない安藤政信(奏の恋人)が新鮮。

unknownの大五郎(曽田陵介)が出ている!

初回感想以上!
盛り上がるかな〜。ぜひ、盛り上がってほしい春ドラマです。


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