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明け方に見る夢

二度寝をした、ほんの少しの間に、夢を見ることがたまにある。

おもに二種類。

完全に無意味なもの、それと、アンリアリスティックなのにリアルと錯覚してしまうもの、どちらにしても、無意識からくる何か・・・つまり、自分が日ごろ気にかけている物事とは違う何か。それに気づかせてもらえることなのかもしれない。そう感じるほどに、稀な体験だと思う。

トイレに行きたいって焦っているような、かなりリアルな夢もあるけど、それだって稀だ。大抵は、目が覚めてトイレに行こうとする。

無意識がどこにあるかというと、目の前にある出来事、ひとつひとつの動作、その瞬間瞬間の感情、全ての細かい意識のずっと奥・・・

きっと、かなり遠いところ。

今回は起きてからすぐ起きれなくて、二度寝をした10分程度の間に見た濃厚な夢なのだ。これに関しては、そこからの、大事なお知らせ・・・なのではないかと思ってしまう。

人の夢の話なんてどうでもいいでしょうけど、ま、とにかく、まずはこうなのだ。

私が見た明け方の夢、出てくるメンバーは面識がないけど、少し知っている、いわば憧れの人たちで構成されていた。でも、夢の中では知人として話をしているわけだ。私ともう一人若い女の子、憧れの男性が二名これはAさんBさんとしよう、4人の登場人物。

話している内容は、仕事、趣味など、盛り上がっている。だが、ふいに話の途中AさんがBさんに何か言った、その何かが、全く思い出せない。その何かを言ったときに、私はBさんをかばいだてするように口を挟んだ。すると、Aさんが「彼氏なの?」と顔をぴくっと一瞬引きつらせながら言ってきた、私は、いや、そうじゃないよ、でも、憧れてる人だから・・・そう答えた。

Aさんは、ムッとしていたよね、私、そのとき心の中で、いや、憧れているのはAさん、あなたにもなのよ・・・、いや、寧ろAさんのことは好きだもの。どうしよう、怒らせてしまった。と、口を挟んだ事について後悔しているのだ。そのときふっと目が覚めて、覚醒したときに思ったことは、Bさんの味方をしてAさんの嫉妬を煽るようなことをしてしまった。Aさんの話を途中で制してしまい傷つけてしまった。自覚無く的を得ない横槍を入れてしまいAさんに嫌われるようなことをしてしまった。この3つのワードなのだ。

でも、現実世界で、私ごときものが、そのような影響を与えることはなく。

正夢にでもなるのか、はたまた、Aさんが悶々と抱いている感情をたまたまキャッチしたのか、等々、スピリチュアル系も勘ぐってみた。

確かに、考えられなくはない、とはいえ、Aさんの表面上の感情を私がキャッチしたところで、何かをしてあげられることもなく。

日ごろの彼のツイートで、私の潜在意識にすりこまれた思い込みが、夢にあらわれたのか(だとしたら雑夢以外の何物でもないが…)

こんな現実のような夢をみることも珍しい事。

気にならない方がおかしいというか、こんな稀なことは、気にしてみた方がいい。いずれにせよ、潜在意識から見た夢は相手が誰であれ、自分と誰かなのだ。自分が気がついていない課題なのだ。

私は、表面上では嫌われても平気で、人の言う事は聞かないし、ハッキリ言うし、めんどくさい事には触れない、巻き込まれないようにするという無責任な態度をとって生きている。いわばストレスが無いタイプの人を演じている。それでいて八方美人で、案外いい事ばかりをいう。実は、出会った相手を笑顔にしたい、気分良くしてあげたい、元気になってほしい、根底にそういう気持ちがあるからだ。根底にある気持ちを知っているのだが、全面的に出してしまわないようにしている。私自身が思わぬトラブルに巻き込まれたり、利用されて傷つくのを防ぐために…だ。

若いころにたくさん利用されて、傷ついたのだ。何度も何度も・・・それはさすがに学ばなければならない、親が最後まで守ってくれることは無い。自分で自分を守らなければならない。まして、神や仏が、ヒーローのように守ってくれることなんてない。他人を攻撃することなく平和的解決、その場を明るくするためには、演じること。

それにしても、おかげで色々なことを考えた。

誰も傷つけてはいけないのに、知らず知らずのうちに傷つけてしまうことがある。自分はまだまだ不完全であるのだから、一言いうごとにあらゆる角度からみて考えなくてはいけない。そして、些細な事、ましてや、自分で良かれと思ったことでも、もしかしたら、恨みを買ったりすることもあるのかもしれない、いや、きっと誰かを現実に傷つけたのだろう。

そこまで考え、気が付いた。善であれ悪であれ・・・エゴが出ないようにしなくては、きっと戒めの夢にちがいないもの。






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