見出し画像

肥後百景#0

又吉直樹先生が大好きで、その彼が敬愛している太宰治もまた好きになりました。

こんなことを書かれることは両人ともにごめん被りたいはずですが、続けます。

彼らの時空を超えた同調。それこそ物書きであり本の虫だったからこそ。そこまででは無いけれど、僕もまた本で繋がれた感覚がありました。

いくつか又吉先生の本を読んだ中で、特に気に入ったのが「東京百景」という本。

関西から上京しお笑い芸人を目指し過ごす中での日々を綴った自伝的本。東京いう町の様々な場所とその時の感情がむき出しになった文章

一晩で読み上げてしまうほどにすっと自分の中に言葉が入ってくる感覚を味わいました。

九州の熊本から上京した自分の境遇とも重ねたのかもしれません。僕も上京して10年近く経ちましたが、この町でいろんな自分に出会えました。それと共に、東京と比べることで自分の故郷のことを今まで以上に好きになった自分に気づきました。

又吉先生は、太宰治の「富嶽百景」をリスペクトして書かれたようです。
僕も敬意を表し、同じようなことをやってみたいと思ったのでここに綴っていこうと思います。

同じようにやっても到底及ばないので、僕は改めて好きになれた熊本という故郷について百景を綴りたいと思います。

熊本は様々な呼び名があります。

火の国、熊本。
水の国、熊本。


肥後国、熊本。

題して
「肥後百景」

お心遣いに感謝です。今後も励んでいきます!