【読書スポンサー様】ふたりはしんゆう(アーノルド・ローベル)
今回の読書スポンサー様は、中崎雄心さんです!
数秘術やストレングスファインダー、最近では、TRPGでもお世話になっています。
私が何かを始めるエンジンになったり、危機回避のブレーキになったり、
こうして発信していく土台を作っていただいた、恩人さんです。
そんな中崎さんからの一冊は、こちら。
【ふたりはしんゆう(アーノルド・ローベル)】
![](https://assets.st-note.com/img/1718239739697-9ftOdV1JRR.jpg?width=1200)
『おてがみ』のお話は、なじみのある方も多いのではないでしょうか。
がまくんと、かえるくん。
小学校の国語の教科書で出会い、子どもたちの教科書で再会した、素敵なふたりです。
がまくんとかえるくんの“ぜんぶのおはなし”が読める、なんて幸せな本なんだろう!
私は『おてがみ』のほかにも、
『おちば』『クリスマス・イブ』『ぼうし』のお話が、好き。
がまくんがかえるくんを、かえるくんががまくんを思うとき、
こちらまで、あたたかな気持ちになれる“しんゆう”です。
がまくんとかえるくんの仲の良さは、
小学生が『おてがみ』を読んでも、しっかり伝わってくるのですが。
ふたりは、いつでも模範的な仲良し、ではない。
日本の道徳の教科書に載ったら、悪い例のほうで出るのじゃないか、と思う場面もあります。
それでも、その場の気持ちが同じでなくても、仲違いにはならない。
かえるくんは、かえるくん。
がまくんは、がまくん。
必要以上に同化も、差別もない“しんゆう”。
ただそれだけの、ふたりが素敵なのです。
ふたりとも、自分のことも、相手のことも、大切で大好きなのだとわかります。
『よていひょう』や『ひとりきり』のような、
黙ってそばにいる“しんゆう”の形も、とても好きです。
この絵本を贈っていただいてから、朝に昼に夕に、読んでいたのですけれど。
寝る前に開くのが、いちばん満たされるひとときでした。
がまくんとかえるくんを読んでから眠りにつくと、
どんな言葉を連ねても足りないほど、幸せな気持ちになる。
目を閉じた先に、幸福がある。
それは私にとって、ただしく理想の「絵本」なのです。
◇ ◇ ◇
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