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美大生がほのぼのとしすぎていて、悩んでいることがどうでもよくなる


美大に入学する前は、どんな人が大学に居るのか、みんなと仲良くなれるか緊張していた。

入学式はみんな奇抜な格好やスーツ以外の格好の人も結構いるのかと思いきや、ほとんどの人が黒一色のスーツでびしっと決めていた。

美大というと、個性的なファッション、人柄、髪型などという印象を持っていたが、奇遇なことに私の大学はびっくりするような奇抜な人はいない。たまに赤い髪の人とかはいるけど。



ただ、美大生同士の会話が、
びっくりするほどカオスでほのぼのしてるのだ。

この前にあった体育の授業で特にそれを感じたのだけれど、その時間の授業はほんとにカオスだった。

突然不思議なダンスをしだす子、

グラウンドの草をむしって草ずもうをしだす子、

みんなでもみじの歌を合唱しだす人たち、

友達と楽しく談笑している子たち、

周りのどこを見ても何か彼女らそれぞれの周辺に独自の時間が流れていた。

変なことをしてるんだけど、どれも可愛らしくて、ついくすっと笑ってしまうようなことばかりしている。

どこを見てもほのぼのした空気が流れている。


それを見て、

「ああ、もうみんなほんとに自由なんだよな、、、」

と思った。


高校の時は、みんながみんなある程度人の目を意識して過ごしている人が多かった気がする。ある程度恥ずかしくない髪型、ダサすぎないスカート丈、発表するときに間違えないようにする、周りから浮かないような発言、、、。

別にそれがダメっていうわけじゃなくて、そういう社会が成り立ってるからそれはそれでしょうがないんだけど、少し、息苦しかった。自分の好きなように動けるほど勇気は持ち合わせてなかったから、我慢や気遣いも多くて、合わない人と会話するのも苦手だったし。



『美大に行く』と決めたのは、同じような好きなものがある人たちに囲まれたかったからというのが一つの理由でもある。絵を描く人は、自分の好きなものを追求しててあまり周りの目を気にせず行動してる人も多かったから。

結果として、

美大に入ってよかったなと思う。


私もついつい人の目を気にして行動してしまうことが多いのだけれど、美大の子たちを見ていると、どうでもよくなってくる。

人の目を気にして行動している人がいないと、
不思議なことに自然と自分もそうなってくるものなのだ。


さすがに私はぎゃーぎゃー騒いだり突然ダンスをしたりはしなくて、

割とみんなを遠くから見守っている感じだけど。笑


愉快で個性的な仲間たちだなぁと思った。

RIN


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