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老後のこと考えたことありますか?

今の生活が楽しければいいや、幸せな気持ちになれれば今は今でいいやと考える人が大半だと思います。私自身もその中の1人でした。現実逃避といいますか、考えて切羽詰まりたくないから考えないで全てを『まあ、いいっか』にしがちです。それでは勿体ないんだなと感じさせていただいたきっかけが、今から書かれていることです。現実をちゃんと受け止めて、不安を無くす努力をしていきましょう!

1.老後にかかる生活費ってどのくらい?

はじめに65歳を定年として、その先を老後として最低限必要な老後の生活費について説明します。日本人の平均寿命は女性が87歳、男性が81歳です。つまり65歳から寿命を迎えるまでの老後の生活はおよそ、20年あるといえます。もちろん、平均寿命は日々伸びて行っています。1950年代から比べると10歳以上伸びています。これからも医療や予防医学が発展して伸びていくでしょう。

ここで夫婦二人で老後生活を送るうえで必要と考えられている最低日常生活をみてみると。。。

食費 6万6000円
住居費 1万2000円
水道光熱費 1万8000円
消耗品 1万円
保険医療費 1万5000円
被服費用 5000円
交通費・通信費 2万6000円
教養・娯楽費 2万3000円
交際費 3万円
その他費用 1万6000円
トータル平均額は月22万1000円です。

これは最低限になりますので、外食はできません。ましてや旅行費は含まれておりません。急な病気や冠婚葬祭に備えることはできないばかりか、持ち家のない人にとっては非現実的な生活費です。

2.介護費用はどのくらい?

介護費用はどのようになっているのかといいますと、月8万円必要になります。介護費用はいいやと思いがちです。平均寿命は初めに書いた通りですが、健康寿命があるのをご存知でしょうか?健康寿命とは、単に健康ではなく元気に自立して生活できることを言います。女性は75歳、男性は72歳です。平均寿命に対して健康寿命は女性は12年、男性は8年の差があります。老後10年は介護を必要とするということです。

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実際に介護費用はどのくらい必要なのでしょうか?

◎特別養護老人ホーム
1か月の負担割合の目安として
施設サービス費 2万7000円
居住費 6万円
食費 4万2000円
日常生活費 1万円(ここは施設により異なります)
合計13万9000円必要になります。

有料老人ホームではここにプラス10万円の費用がかかります。また入居一時金として100万円かかるところもあります。

夫婦どちらかが介護が必要となった際、1人の生活費は11万円に介護費を加えて、25万円が必要になります。そして、ゆとりのある生活を送るとなったとき、先ほどの金額に14万上乗せが必要といわれています。合計40万円になります。これが20年続くとなると2人暮らしで8000万円必要になります。これから平均寿命が伸びていくとなると、さらに必要になりますよね。

一体、特別養護老人ホームはどんなところなのかを現役看護師の私から話をさせていただきます。ここは医療的な処置が行えると言うよりも介護がメインです。入れる人も要介護3以上で65歳以上の人となっています。介護度は要支援1、要支援2、要介護1、要介護2、要介護3、要介護4、要介護5の7段階に分かれます。ここで言う要介護3は認知症の方、知的・精神疾患の方、虐待による心的障害が重度の方、介護サービスだけでは不十分な方となります。具体的に、認知症でいいますと、徘徊、暴言暴力行動、理解力低下があります。自分の家がわからずに行方不明になってしまう方、理解力低下によりトイレの誘導が必要な方がいます。なりやすい方として、一生懸命仕事だけをして来て管理職だった方、辛い経験によるショックのある方、人との関わりを辞めてしまった方がいます。

人生の目的を失ってしまうと脳細胞は使われなくなり、減っていってしまうのです。そのため、老後での楽しみを作りつつ生活することが大事になります。

3.まとめ

ヨーロッパの方の老後はバカンスしている人がおおいんです。その理由として、資産形成していることが挙げられます。なんとなく毎日過ごしてますだけでは老後の不安は大きくなります。人生の目的を失ってしまうと脳細胞は使われなくなり、減っていってしまうのです。そのため、老後での楽しみを作りつつ生活することが大事になります。老後はゆっくり旅行や趣味に費やしていきたいですよね。最期の最後まで美味しいものや楽しみを持ち続けたいですよね。生涯現役でいることが素敵な人生にするキーワードです。老後4,000万円は絶対に必要なんです。そのために、今からできることをやっていきましょう!

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