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松本零士先生に会った

2001年のあるテレビ番組がきっかけで、松本零士先生にお目にかかった件

 憧れの松本零士先生。ハーロックに心酔している件はこの記事で書かせていただきましたが・・・
 実は、2001年、30代の頃に仕事で何度かご自宅を訪問することがありました。

 当時勤めていたロボット社に、薮内省吾がいました。
 彼とは同室で、特別班的に設けられた部屋に、わたしと薮内氏が居りました。ちょうど歳も同じでね。

 で、ある日、薮内さんが言ってきたんです。
 「Jr.さん・・・」
 (当時、社に原田が二人おり、年下の方のわたしはジュニアと呼ばれていた。まあ、わたしの父が代理店時代、ロボット社の社長・副社長と同じ会社で、お二人が父を知っていたので、その原田父のジュニアという意味が強かったのかもしれません)

薮内「Jr.さん・・・今度、TBSの新しい番組のオープニング映像を担当することになったんですが、それが女性をテーマにした番組で。オープニング映像にアニメの女性キャラの有名どころを使いたいんですよ。メーテルとか、サリーちゃんとか・・・」
原田「へえ・・・いいじゃないですか」
薮内「それで、使えるようにして欲しいんです、Jr.さんに」
原田「へ?」

 後日、上司のK太氏にこの件を相談すると、

K太氏「ジュニア、使えるようにしてやって」
原田「へ?」

 そんなこんなで、なぜ原田が動くのかは当時はよくわからなかったのですが(笑)、ま、今もですが(笑)。
 原田は当時、バンダイさんとも親しく仕事をしていたので、そのラインから行きまして。
 まずはメーテルに的を絞って、東映で過去作品映像の管理をしている部署の方にアプローチしました。
 しかし、今回は、既存のアニメ作品をただ流すだけではなくて、それを材料にして編集し、アフレコをし直して、別のセリフを喋る映像にする・・・という企画なので、その部署では判断できないと。。。

 次に、当時999を作った東映アニメのプロデューサーさんを紹介されて相談。
 そしたら、「メーテルに新たなセリフを喋らせるなら我々では決められない!」となりまして、アニメ製作当時の松本番と呼ばれた女性社員をご紹介いただきました。H林さんという年配の方でした(当時のわたしからするとね)。

 H林さんに企画を話すと・・・

H林「原田さん。これは松本先生に直接聞きましょ」

 と、おっしゃって。
 なんか、あれよあれよという間に、松本先生の練馬のお宅に訪問することになりました。

 そこは、東映アニメの松本番が味方ですから。
 松本零士事務所に電話してもツーカーでアポが取れますしね。
 松本先生の行動パターンも熟知していますから、お伺いする時間もベストのタイミングを組んでくださるわけです。

 そして、松本先生に面会しますと。
 仕事の話は5分か10分で終わって、あとの1時間ほどは雑談です。ハーロックとか999を制作していた頃のお話とか、新企画の資料なんかを見せていただ抱いて・・・。全部で4回ぐらいは訪問しましたかねえ。その度にそんな感じで。
 ファントしては大変楽しい時間を過ごさせていただきました。
 松本先生のTシャツの着かたのお話になったり。本当に雑談。

話がそれましたが。
ハーロックっていうのは、そういう作品なんですが・・・。
残念ながら、3DCGには松本零士の香りがなかったので。。。もう、見ることはないとは思いますが、ハーロック自体はまた、テレビアニメも見て、漫画も読んじゃうかもっていう話でした。

おしまい

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