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クリエイチィブのこと

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これまでも何度かクリエイティブの端っこはかじってきたんだけど、最近は歳を重ねたせいか、はたまた、僕自身が人生の終盤に差しかかったせいか・・・人様が人生(生涯)をかけたものとか、本… もっと読む
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2020年3月の記事一覧

スタートレックのテーマは人工知能になっていたよ。SFが切り拓く未来

 イメージ(思考)は現実化する。  SFが、人類の歴史を引っ張る。  SF作品の最高峰スタートレックの最新シリーズでは、テーマが人工知能(AI)になっていた。色々と物議も醸し出しているAIはどこへ行くのか、そのヒントがスタートレックに・・・。 キリスト教、人類を月へ送る 人類が月に行ったのは、キリスト教の影響だという。  つまり・・・   この世界(宇宙)は、神が人間の生存圏(エデン)として作った世界だ。だとすれば、人は月にも火星にも行くようになるだろうし、そこに住むこと

科学が出てくると、おいしい感じがしなくなりませんか?

川越の倉澤さんを手伝ったら、くら寿司をおごってくれた。 先鋭的なコピーのマグロポスターがありましたが。。。科学が出てくるとちょっとどうかなと。。。

映画はキャスティング

 映画は「人物の物語」を見ていくものだ。  と、するならば、その人物:主人公に興味が持てなければ、見る氣にはなれない。  そして、人は、最初の2秒とか、15秒とか、いわゆる第一印象で物事を価値判断し、意外にそれが正しいという話がある。 人は見た目が9割、という意見も、またある。  映画が始まって、主人公らしき人物に興味が持てなければ、もう、その映画は見る氣にはならない。  その前に、そんな興味が持てない人物(見た目の印象としての)が主人公の映画は観に行かない。  だから

フードバンクが中心になる世界

 フードバンク、という活動があるのは数年前のテレビ東京の経済番組で観て、知っておりました。最近はその時からかなり活動団体の数が増えているようです。  コロナウィルスで、このフードバンクの活動が活況になっているようです。  学校給食や、各種イベント用に準備されていた食べ物が行き所をなくし、フードバンクに集まる。  家庭での食事の回数が増えるので、低所得者層で食材の需要が高まる。  そのフードバンクの昨今の様子をテレビで見ながら、もしかすると、近未来、食料の供給に関しては、こ

「シズル」という言葉を知っていますか

 1988年9月、東北新社のバイトとしてコカコーラTVCMの撮影に参加していた時に、この「シズル」という言葉を初めて聞いた。  商品シズルとか、シズルカット、とか。  コカコーラで言えば、夏の暑い中よく冷えたコカコーラ350ml缶が、汗をかいてその雫がたらっと流れ落ちるカットとか、当時もうあまり存在していなかったガラス瓶コーラをモデルがごくりごくりと飲むカットとか。そういうものをシズルカットと呼んでいた。  シズル。原義は「sizzle」という英語で、これは、ステーキなど

宮崎駿の次回作コメントが深かった(2010年)

宮崎駿 『具体的にはわかりませんが、  若い人に言っていることを話しますと  この世の中には  経済というものがあったり  政治というものがあったり  あるいは消費生活や   日常のことだのといういくつかがあって  それをこう、貫くような作品もあれば  その一枚一枚を薄紙を剝ぐように描く   作品もあるだろうけど  一番大事なことはその層の下にある暗闇の部分の   その量の、その深さをね  何かの形で、それに触れる映画を作んなければいけないってこう・・・  その経済とか

映画「メッセージ」、達観のワイドレンズ

多少ネタバレあり 2016年公開の「メッセージ」という映画がある。アカデミー賞にも8部門でノミネートされた話題作だ。  宇宙人が地球に飛来して起こるドラマを描いたSF映画で、人の記憶についてユニークなテーマを扱った私小説的SFの傑作だ。  「人類全体に危機的状況が訪れた時、世界がどのように連帯するか」もテーマの一つになっている映画であり、コロナ感染に世界が混乱する今、改めて鑑賞した。  「メッセージ」の映像表現はとても印象深く記憶されていて、近年では一番好きな作品だ。4年も