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映画はキャスティング

 映画は「人物の物語」を見ていくものだ。
 と、するならば、その人物:主人公に興味が持てなければ、見る氣にはなれない。

 そして、人は、最初の2秒とか、15秒とか、いわゆる第一印象で物事を価値判断し、意外にそれが正しいという話がある。

人は見た目が9割、という意見も、またある。

 映画が始まって、主人公らしき人物に興味が持てなければ、もう、その映画は見る氣にはならない。
 その前に、そんな興味が持てない人物(見た目の印象としての)が主人公の映画は観に行かない。
 だから、キャスティングが映画の大きな部分を占める。監督や制作会社で映画をセレクトするなんていう人は、結構なマニアだ。大概は出演している人物で見る映画をセレクトする。

 セレクトポイントは、実写なら出演者だが、アニメならキャラクターデザイナーがその役割を担うことになるだろう。誰が主人公のビジュアルを作り出しているか・・・その人の絵が好きか嫌いかで、作品を見る氣になるかならないかの大きな部分が決まってくる。

 出演者が、映画の面白さを握っているかどうか・・・という話ではない。観るか観ないかの選択を握っている・・・という話だ。

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