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2020,03,08

2020,03,01のこと。

THE STABLESさんからのご依頼でカバーオールを仕立てる。

ドイツの古い生地を使って、
"女性が着られるもの"というコンセプト。

ヴィンテージのワークジャケットがモチーフ。

メンズ寄りのディテールを取り入れても整合性を感じられるようにと工夫を凝らした。

襟。

個人的には、クリースラインはゆったりと甘いラインの方が女性らしい雰囲気が出るかと。
不織布を使ってドレーピング、パターンを引く。

袖開きは
イッテコイ。

ワークウエア仕様に。

背中心は
折り伏せ。

やや多めに巻き込んで
ふっくらした質感に仕上げる。

肩接ぎ。
ヴィンテージの縫製を参考に縫製。

袋縫の変形バージョン。
地縫いして、くるんで、落としミシン。なんとも面白い仕様。

アームホールと袖脇の接ぎ。

チェーンステッチの接ぎに、パイピング始末。
最初はインターロックで無骨に仕上げるつもりだったけど、
見た目の良さと、耐久性を考えて、パイピング仕立てに。

袖下の接ぎ合わせは意図的にずらした。

古いワークウエアにたまに見られるディテール。
当時の縫製現場で、偶然に出来たディテールかもしれない。
でも、
厚みの出る部分をずらすことで、脇下のゴロつきを解消できる、理にかなったディテール。

前立見返しには、生地の耳をそのまま使用。

旧式の織機で織られた生地によく見られる耳。
活かすことで、古いワークウエアの雰囲気を落としこむ。

ボディが縫いあがったところでボタンが届いた。

雰囲気良くエイジングしている古いメタルボタン。

ボタンを付けたら完成。

これらは、こだわりの中のいくつか。

詳しくは、
是非商品をご覧いただけたら、と願います。


THE STABLES
https://thestables.shop-pro.jp/

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