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決意はいつからでも遅くはない。心持ちひとつで充分なんだ

昨夜、NHKのプロフェッショナルを見た。今回の主人公は93歳のおばあちゃん。笹餅を作る青森のおばあちゃんである。

主人公が60歳の時に、老人ホームへ届けた笹餅。その笹餅を食べた入居者が涙を流して喜んだ。これを見て、主人公は母から教わった笹餅を作り続ける決意した。いまだに現役である。

60歳。そのシーンを見た僕は思う。自分の心持ち1つ。年齢は関係ない。始めるのに、遅いはない。決意はいつからでも構わない。

さらに、心を打たれたシーンがもう一つあった。主人公のおばあちゃんには、息子がいた。息子はガンに襲われ、息子の奥様もガンを患っている。主人公のおばあちゃんよりもはるかに若いのに、2人とも病におかされていた。

その息子と奥様を、主人公のおばあちゃんは看病する。年齢的な順番からすると、看病する側が反対である。しかし93歳のおばあちゃんが看病をする。さすがに、笹餅を作るペースが落ちた。日中は息子たちの看病に時間が取られるからだ。

そして、5日後の主人公の行動が驚異的だった。日中は看病に時間を割かなければならないから、夜中の2時半から笹餅を作り始めたのだ。

夜中に笹餅を作り、わずかな休息で日中は息子たちの看病をする。心持ちは体力や年齢の衰えをも超える。心の持ちよう1つで、自分の周囲の事象は変えられる。

最後に、主人公のおばあちゃんと、そのおばあちゃんの息子たちとの差を僕は考えた。

生きがいと思った。

おばあちゃんは、笹餅を電車の中で手売する。一つ一つ丁寧に、お客様に笹餅をお渡しして、お金を受け取る。おばあちゃんの笹餅は、地元スーパーにも卸される。

いつも完売。

電車の中で笹餅を売るおばあちゃんは、笑顔で、食べているお客様の顔を見ることがとても幸せそうに見えた。生きがいを笹餅に感じているんだと伝わってきた。

人は、人のために生きると、想像以上の力を発揮するという。正にそんな姿を93歳のおばあちゃんから教わった。


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