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Noと言えるようになった瞬間*ミニマリスト編


「NO」って言えない

本当は要らない。本当は予算より高すぎるって気付いてる。でもはっきり「NO」って言えない。「NO」って言ったら良くない気がする。 「NO」って言うなんて非常識な気がする。それなら私がことで「YES」って言えばいい。だって誰も傷つけずに終われるから。でも待って。この心のモヤモヤは何?自分の本当の感情や行動と向き合ってない気がする。自分のことに自信が持てない。後悔してストレスを溜めてしまう。

ミニマリストがミニマリストになる前にできなかったこと

洋服を買いに行った。
店員さんが親切に案内をしてくれた。
おすすめを紹介してくれた。
合うサイズが見つかるまで、試着室と在庫部屋を何度も往復してくれた。
違う色も試させてくれた。
お店に入ってから30分以上接客してもらっている。
断ったら悪いよね。
店員さんの優しさを踏みにじるなんて良くないよね。
ここまで来たら後に引けない。

あんまり気に入っていない。
予算より高すぎる。

でも、私は笑顔を作った。
「じゃ、これにします」

その服をあまり着なかった。
だって高級だから。
普段着にして汚したくないし。

冬の寒い時期しか着れない。
だって厚手のパーカーだから。

ほぼ1年クローゼットの奥に置いてある。
引き出しの半分を占領する。
引越しのたびに運ぶ。
年に数回着るだけなのに。

「NO」と言えるようになったきっかけ

2016年初めてフランスに行った。
服屋さんの店内をぶらぶらしているとエレガントな30代の女性が入ってきた。
店員さんと話し始めた。
サイズを聞いたり、色違いを聞いていた。
その数十分後、その女性は行った。
「いらないわ。ありがとう。良い1日を過ごしてね。じゃあね」
爽やかな笑顔だった。

風を切って出口に向かうから、髪がなびいた。
店員さんも爽やかな笑顔でその女性を見送る。

私は日本に帰って「N O」って言う練習をした。
まずは小さなステップから。
本当はいつもレシートを受け取るんだけど「NO」って言ってみた。
ポイントカード作りますか?って聞かれた。
「NO」って言ってみた。
特に練習が必要なことはフランスの女性みたいに爽やかな笑顔でサラッと言うこと。

2022年、今は「NO」って言える。


買い物でいらないものは「NO」
乗り気じゃない人間関係のお誘いは「NO」
欲しくないプレゼントには「NO」

無駄なお買い物が減った。
自分の時間が増えて、心穏やかにいられる人と過ごす時間が増えた。
自分の大好きなものや人に囲まれて過ごせる。

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