ICLのすゝめ

こんにちは。
子育てミニマリストのメメです。
今回は、私が先日実施したICL(眼内コンタクトレンズ)についてお話ししたいと思います。

1.ICLとは

ICLとは、Implantable Contact Lensの略で、日本語訳は眼内コンタクトレンズです。
1980年代から研究が進められており、日本でも2010年に厚生労働省より認可を受けました。

視力矯正手術というと一般的にはレーシックを指すことが多いですが、ICLはレーシックとは違い、角膜を削る必要がなく、術後に元の状態に戻せるという特徴があります。

レーシックは費用が安く済む反面、角膜を削るという特性上、角膜が薄い場合は手術を受けられない、近視が再発する、ドライアイになりやすいなどのデメリットがあります。

対して、ICLは角膜を切開するため、切り口から雑菌が入るのを防ぐため、術後一週間は洗髪や洗顔に制限がかかったり、点眼の必要がある(1〜2ヶ月程度)、費用が比較的高額になる以外のデメリットはほとんどありません。

2.一日ICLの流れ

私は、比較的実績があり、費用も安い「品川近視クリニック」で手術を受けました。
家から病院まで距離があったため、午前中に適応検査、午後に手術ができる「一日ICL」を選択しました。

自分に適合するレンズが無ければレンズが届き次第の手術になりますが、レンズに在庫があれば一日ICLが可能で、料金も1万円割引されます。

適応検査の予約はインターネットでも可能ですが、回答に時間がかかる場合もあるため、電話がスムーズでおすすめです。
電話では、当日の持ち物や術前術後2週間程度は新型コロナウイルスワクチン接種に制限がかかる点、当日は瞳孔を開く目薬を指すため車で来ないようにする、レンズを発注する際に前金として19万円の支払いがあるなどの注意点の説明を受けました。

私は病院まで距離があったため、適応検査は11:00から予約しました。
検査は、気球を見るやつ(何の検査をしているかは不明)や眼圧の測定、視力測定、超音波を当てる測定など、10種類程度の検査を1〜2時間程度かけて実施しました。

検査後、担当の先生の問診を受け、手術のリスク(ハローグレアや感染症の可能性等)の説明を受けました。
この段階で瞳孔を開く薬を指していたため、同意書の内容ははっきり見えませんでした笑

私の場合は、視力が0.05(0.1以下も測定できることを初めて知りました)と極度の近視(-5D以上)と乱視が入っています。

手術費用(品川近視クリニック

料金は、
近視度数-5D以上:53.7万円
乱視用:10万円
1日ICL割引:-1万円
紹介割引:-3万円

総額:59.7万円でした。

手術中の様子に関しては、他の方の体験談が沢山見つかるため割愛させていただきますが、一番辛かったのは、適応検査時に明るい光を4回見ないといけない時でした笑

3.術後の流れ

手術後は、30分ほど休憩所で目を瞑った状態で待機します。
待機終了後は、再度、検査を受け、翌日検診の流れを説明されました。

翌日の検診は10:00からと指定されていたため、ホテル泊しましたが瞳孔を開く目薬の影響で、スマホの画面を見るのもままならない状態だったため、当日手術できると分かった段階(手術前に)でホテルの予約をしておくことを強くお勧めします。

当日の手術後は感染症防止のための目薬を3種類渡され、翌日検診までは1時間おきに点眼する必要があります。
また、日中目を保護するための保護グラスと就寝時に装着するプラスチックの眼帯を1週間つけておく必要があります。

翌日検診と1週間検診は手術を受けた病院でないといけませんが、1ヶ月検診以降は近くの眼科に紹介状を書いてもらえました。
品川近視クリニックの場合は、3年間までは検診代は無料ですが、他の眼科で検診を受ける場合は、自由診療となるため、1回あたり6,000〜8,000円程度かかるようです。

術後については1週間は保護用のメガネを常につけていないといけないため、メガネよりも曇ったり汚れたりしやすいため、視界は非常に悪いです。
また、メガネを外して1日に4回(朝、昼、晩、就寝前)の点眼、就寝時の眼帯の装着など術後1週間は不便でした。

しかし、1週間検診後は保護メガネや眼帯の必要もなくなるため、非常に快適です。(特に日中)
後ほど、ICLのデメリットについては述べますが、それを超えるメリットは確実にありました。

4.ICLしてよかったと思った瞬間(メリット)

ICLをしてよかったことは、何と言っても

子どもにメガネを掴まれなくなったこと

これにつきます。笑
子どもにメガネを掴まれたくないが故にICLをしたと言っても過言ではありません。
メガネ族の方は子どもができると同じ悩みに直面すると確信しています。

・メガネやメガネクリーナーを手放せる
・夜中に地震が起きても目が見えるため安心
床屋で自分の髪がどのように切られているか確認できる
・風呂やサウナで目が見える(メガネが曇らない)
眉毛の手入れがしやすい

など、価格以上のメリットがあります。(また思いついたら随時追加していきます。)

約60万円と安くない出費でしたが、もっと早く手術をしていればよかったというのが正直な感想です。

5.ICLをして困った瞬間(デメリット)

一番、困っているのはハローグレア現象というものです。
これは眼内に挿入したコンタクトレンズの形状に起因したものです。

ICLレンズ(引用元:品川近視クリニック)

ICLのレンズは上図のように、白内障のリスクを軽減するために中央に小さな穴が空いています。
この小さな穴が乱反射し、光の輪が見えたり(グレア)、光源の周りがボケたり(ハロー)する現象を生じます。

ハローグレア(引用元:先進会眼科

日中は全くと言っていいほど気になりませんが、夜間の街灯や信号などは特に顕著に現れます。
1週間程度で慣れてくると言いますが、私の場合は術後1ヶ月弱でも夜の運転は不安になる程、ハローグレア現象を生じます

夜間運転する機会の多い長距離のドライバーなどは仕事に悪影響を及ぼす可能性があるため、手術のタイミングをよく見計らう必要があります。

夜間運転時のハローグレアに関しては、偏光フィルムが入っている遮光メガネや夜間用のサングラスを用いることで軽減できるそうです。

ネオコントラストというレンズが夜間の運転にも適しているそうなので、もし夜間の運転に不安がある方は試してみてはいかがでしょうか?

6.まとめ

今回は、ICLについてまとめてきましたがいかがだったでしょうか?
私は、時間やお金を生み出すモノや体験に積極的にお金を使うようにしています。

モノは買った時は確かに幸福感を感じますがじきに飽きが来ます。
満足感が持続的に続くモノかどうかをしっかりと見定め、限られたリソース(時間やお金)をどのように割り振るかを常に考えて行動することが大切でなはいでしょうか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?